トルコリラは底堅い動きを見せつつも、どうにも上値が重たい雰囲気が続いていますね。11月は政策金利面ではポジティブな方向に動きましたが、根本的な問題面での解決策と見通しが上値を抑えているような感じですね。
2020年も早いものでもう12月に突入し、コロナ禍で自分自身の時が早かったような気がしているトル猫です(;^ω^)
前回の記事では金利を大幅に引き上げた事を書きました。
先週からの動きを振り返ってみても、下落方向には元気よく動き上値方向には足が重い展開が続いています。政策金利でのサプライズ感が強く、ポジティブな材料が出尽くした感もありますね。これからどのような動きを見せるのかは、予想しにくい状況になっていると思います。
では、今週もポジション状況やスワップを確認していきます。
トルコリラ成長記録96
2020/11月25日～12月1日
トルコリラ上昇はバイデン政権次第
このところEUとの対立が激しくなっているトルコですが、新型コロナのワクチン関連でも苦戦を強いられているようです。
S400問題で米国と揉めているトルコは、高い信頼性のある米国産ワクチンの確保が難しそうだとの報道が一部でありました。中国からは確保出来そうな感じで書かれていましたが、米国産のワクチンに手が届かないのは少しコロナからの回復に時間を要する可能性がありますね。
アメリカがバイデン政権に移行すれば、トルコに厳しい姿勢を示して来る事が予想されていますけど関係の溝を掘る問題としてはやはりS400問題が大きいのではないかと思っています。この問題に関してはバイデン政権になればトランプ政権時に守られていたトルコが制裁の嵐に見舞われる恐れがありますからね。
追従してEUからも明確に制裁についての案が進んでいるみたいですし、アメリカを敵に回し続けるには厳しい状況になってきました。
政策金利面での上昇で一時的にトルコリラ売りに歯止めが掛かりましたが、世界の経済を支配するアメリカと敵対していては資金が流れてくるのは難しいですからバイデン政権に移行してからのトルコ政府がどのような姿勢を示すのかで、トルコリラの動きは大きく決まってくるのでと考えています。
バイデン政権での人事も決まり始め、次期米国務長官にはトルコに批判的なブリンケン氏が濃厚だとされています。トルコに批判的と言うよりは独裁的なエルドアン政権を毛嫌いしている感じですね。
この件がキッカケになったのかは不明ですが、トルコがEUに歩み寄ろうとしている雰囲気の報道がありました。EUとは掘削調査の問題で関係がかなり悪化していて（お互い引かないし、トルコは超強気）って感じだったんですけど、最近になってまた（EUに加盟したい）的な姿勢になって来ました。
あれ！？って感じだったんですけど、バイデン政権に完全移行する前に何かしらのアクションを起こし（トルコは話し合う姿勢があります）ってスタンスを見せたかったんですかね。エルドアン政権でも身内を要職から外したり、人事の移動などが行われているようで（エルドアン政権を終わらせる）と発言したバイデン次期大統領に対してエルドアン大統領も保身のために対策を取り出したのかもしれませんね。
なんにせよ、これからの1,2年の間にはトルコにとって激動の時間となりそうです。トルコのため、世界のために良い方向に進んで欲しいものです。
ポジション
欧州時間に入りトルコの指標が発表されて、少し売りが目立っていますね。上値が重い分、急落が来ないか心配なところです。先週に持っていたポジションを少し利確しました。
ランド円
ジリ高が続いていますね。ランドは堅調推移を続けていますが、先週トルコリラが急落したため持っていたポジションを利確しました。利益幅は狙いより少なくなってしまいましたが利益が少しでも取れたので良しとします。
それにしてもランドは底堅いですね。やはりアメリカのバイデン氏への期待が強いみたいです。トランプ大統領はアフリカにそれ程興味が無い印象でしたが、政権が民主党時にアフリカ諸国と良好な関係を築いたとされるオバマ政権時にアフリカ担当をしていた人物が次期国連大使に指名される期待感から資金が流れているようです。
資金を見ながらになりますが、下がったら少し買い増し、すぐ利確！でコツコツトレードしていこうと思っています。
メキシコペソ円
こちらも利確早めにしました。
もうちょっと持っていたかったんですけど、トルコリラがねぇ(;´∀｀)
資金的にポジションを持ち過ぎだったのでちょうどいい感じです。ライン的には一段上げたと考えていますので、5.15付近に近づけば買っていきます。買われる通貨と買われない通貨が見え始めているのでヒートマップなどを見てチャンスを探していきます。
中国人民元円
アメリカの政権移行期間で人事発表で反応が増えて来ましたね。しばらくはこの動きが続きそうな感じがします。バイデン政権に移行後は中国に対しての対応が注目を集めると思うのでそれまでには利益が出てくれることを願います。
対応も長期の対応なのか、トランプ大統領と同じように即行動なのか大きく相場が動きそうな予感がします。
トルコリラ円
先週の急落時は一時的に13円台を割り込む展開になるなど、バイデン政権に対しての反応は激しいものになって来ましたね。もしかしたらこれからトルコリラがとんでもなく荒れる展開も想定しておかないといけませんね。金利面ではインフレを制御出来るまで引き締めを続けるとして期待感は高まっていますが、外交面での問題が大き過ぎる分油断は出来ません。
とりあえずは最安値付近で少量の買い増しが出来るように資金を確保していこうと思います。ここのところ値動きが活発になっているので、短期的に買いで入って利益が取れるのかやってみようとも思っています。また塩漬けポジションが増えそう笑
スワップ
前回 95280円
今回 95773円
+493円
トレード益（スワップ込み）
+2135円
12月に入ったのに1万円の入金を忘れました。明日入金しようと思います。先月のように入金を増やそうかと悩みましたが、とりあえずは通常通りでいきたいと思います。2週間程保有していたランド円とメキシコペソ円を利確したので先週比でスワップが減っています。週間の獲得スワップはそこまで減ってはいません。
資金増のためにトレードで利益を出せた事は良かったと思います。週間ベースでも同じようにトレード出来れば良いのですが、先週や欧州時間でのトルコリラの急落で少しチキン気味になっています。笑
焦らずマイペースでやっていきます。
最後に
新型コロナの第三波が来ているとされていますね。自分自身最近は感染対策にほころびが出ていると実感しています。特に私の住む沖縄県では感染拡大のペースが異常事態になっています。県民性もあると思いますが、今一度気を引き締めていかなければと思っています。
読んでくれた人ありがとうございました！次回もよろしくお願いします(^^)/
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