G7が終了し国際的に中国が孤立していきそうな感じになって来ましたね。そして注目していたバイデン大統領とエルドアン大統領の会談も終わりましたね。今回はその考察をしていきたいと思います。
今年もちょうど折り返し地点となりこれからトルコリラがどうなるのか不安気味のトル猫です(;´∀`)一時的に13円台を回復したトルコリラ円でしたが、またしても境目をウヨウヨしている展開、この先どうなるんでしょうか。先週の記事です。
金利への発言と就任後初のバイデン大統領との直接会談、トルコにとって重要な時期に差し掛かりました。金利はさて置きどうしてもアメリカと上手くいって欲しい状況ですが少し怪しい雲行きですね。
では今週のポジやスワップを見ていきます。
トルコリラ成長記録124
2021/6月9日~6月15日
本題は平行線のまま!?
日本時間の6月14日(月)ついにバイデン大統領とエルドアン大統領の直接会談が行われました。電話会談などはしていましたが、面と向かっての会談は初となります。
今回の会談は非常に注目すべき点のS400についての対話がなされるものとされており、トルコリラやトルコに投資をする人にとっては固唾を飲んで時を迎えたのではないでしょうか。
会談日の欧州時間になるとトルコリラは買われ、この会談に多くの期待が集まっていたことがわかります。対円では13円台を回復する動きが見られ、久しぶり上昇するトルコリラを見ました。
そして結果はと言うと…ほぼS400については進展なし!
何とも肩透かし的な感じになってしまいました。
まだ会談内容は公表されておらず真相はわからない状態ですが、会談終了後のインタビューでS400の事を聞かれたエルドアン大統領は『アメリカがパトリオットミサイルを売らなかったからロシアのS400を導入する。それだけだ』っとアメリカが要求するS400の放棄をスルーするような返答をしました。文面的に完全に否定したわけでもなく、現在の状況を説明しているだけに感じますね。
実際に会談内容についてはまだわからないため、何とも言えませんがどうしても深読みしてしまいますよね。
・アメリカ側のS400要求をやんわり拒否したのか
・ロシア側に配慮して回答を濁したのか
・そもそも会談内容にS400が無かったのか
・水面下での調整が進んでいるためタイミングを計っているのか
全てが憶測の範囲を出ませんが、会談前のエルドアン大統領はバイデン大統領との関係を良くしていくスタンスでした。そして会談後も『建設的で良い会談だった』として会談は順調だったことを述べています。バイデン大統領も『とても良い会談だった』っとSNSで投稿しています。
個人的な考察では、S400の問題はもう少しすり合わせが必要で時間をかけてやる必要があるので先延ばしになったのではないかと思っています。内容が良かったという点では、最近報道されたアメリカ軍がアフガニスタンから撤退後、トルコ軍が在留するという点。
この点でのお互いの合意が出来たので、良い会談として終わった。ではないかと思っています。
これから会談内容が少しずつ見えてくると思うので、アメリカ側のトルコへのスタンスの変化、その逆も。要人などが発言の際アメリカに気を使っているのかを確認していこうと思います。
今回の会談は期待されていたS400問題の解決には繋がったのかわかりませんが注目を集めていた分、トルコリラが乱高下しなかった事を考えると一安心って感じですね。
ポジション
ランド円
一旦調整的な動きで8円台を割り込みましたが、結構粘り強く動いていますね。ポジを利確出来た分の余力はありますが、少し様子見をしていきたいと思います。トランプ政権のような急激な動きが少ない分、ゆっくりと相場観察です。クロス円全体の動きを見て短期的なトレードしていこうと思います。
メキシコペソ円
堅調ですね。ランドに比べて動きが鈍いと思っていましたがそんな事はなさそうです。こちらも利確フェーズです。5.70付近で一旦ポジの調整をしていく考えです。まだ遠い水準ですがアメリカのワクチン接種が緩やかになっているため徐々に上値を試していく展開を予想しています。下落したら積極的に買っていきます。出来れば5.40付近で10PIPSを狙います。
トルコリラ円
以前ランド円を利確した利益でトルコリラ円を0.1枚買いました。
4枚まで積み上がりました。平均値も18.120まで下がってきましたね。これから下落したら最悪な展開ですw
ビックイベントの会談が終わって次の大きなイベントが政策金利発表ですね。
先週のインフレ発表では少し改善が見られたため、今回は利下げがあるのでは!?っとの憶測が飛び交っています。市場の予想は据え置きですが、エルドアン大統領の金利発言が増えているためトルコ中銀が圧力に負けてしまうかがチェックポイントです。
まだ利下げ出来る状態にないとされているため、正念場となります。カブジュオール総裁はインフレが安定するまで現在の金利水準を維持するとしていますが警戒は必要かもしれません。
スワップ
前回 118023円
今回 119398円
+1375円
毎月コツコツと積立してきたおかげでスワップが安定してきました。含み損を見ないでくださいw少しずつですがトルコリラ円の買い増し速度もアップしてきました。将来的に上昇する事を祈っていますが、出来るだけ低い水準でポジを積立たいものです。
通貨価値が下落し過ぎてこれ以上スワップが減りませんように!
最後に
会談が終わって再びトルコリラに下落ムードが漂いそうな感じになってきましたね。出来るだけ余力は残してきたつもりなので最安値を更新するレベルになっても焦らないようにしていきます。
読んでくれた人ありがとうございました!
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