株価の下落と需要によるドル高の相場となり先週も大荒れの為替市場となりましたね。トルコリラも一時危ない水準まで下落しましたが円売りの流れの中で上に向いてきた展開になりました。世界の富裕層は【10年に1回の買い時】が来ていると判断している人もいるらしく潤沢な資金でバーゲン価格になった株を買っていると一部で情報が流れていますね。
私にもっと金があれば・・・と【自分でも買える価格】まで落ちた株価を眺めているトル猫です(;´∀`)でも考えてみると【この状況を待っていた投資家】と【この状況で買えない投資家】の差を見せつけられる状態と言っても過言ではないですね。
今の状況をバーゲンセールだと判断できる人間だけが将来的に多くの資産を作る事が出来るんだと自分の能力の無さに悲しさを感じます。まだまだ私は投資家と言うよりサラリーマンなんだなと痛感させられる相場となっています。
さて今週もスワップやポジション状況を確認していきます。前回の記事はこちらです。
3月19日に予定されていたトルコ中銀の政策金利発表は前倒しになり3月17日に緊急利下げをトルコは発表しました。私が記事を投稿して2時間ちょっとの発表なので焦った部分があります。
トルコリラ成長記録59
2020/3月18日~3月24日
ドル需要の高まりが終わってからの円高に警戒
前倒しして行われた政策金利発表の結果は
1.00%の利下げ
10.75%⇒9.75%
気になっていた利下げ幅は市場の予想を超える数値となりました。発表時のトルコリラ円の反応は少しの下落した後、上昇する展開になりました。ドル円が急速に上昇したためクロス円を支える形になったのではないかと思っています。
円では上昇出来たものの対ドルではかなりトルコリラが売られています。チャートを見てみるとトルコ中銀が2020年末に予想していた水準を軽く超えて来ました。
現在の為替相場の状況としてドル需要の高まりからどの通貨もドルに対しては弱くなっていますが、それに比較しても新興国通貨はドルに対してかなり弱い立場となってしまいました。スワップ投資には厳しい展開になっています。
この相場が落ち着きを見せ値動きが緩やかになり次の怖い展開が円買いです。
ドル円が上昇を見せていますが他の通貨を見てみるとドル円程の上昇にはなっていません。なんと言っても今はドルが強すぎて下がる気配が見られません。
このドル高がある程度落ち着きを見せ始めると円の動きが今後注目を集めるのではないかと考えています。
私は円を中心としたトレードなので最高の展開としては(新興国通貨に対して)
ドル安・円安・新興国通貨高が最も理想とする動きです。
反対に最悪の展開は
ドル高・円高・新興国通貨安になります。
現在の状況は最悪の展開に近いものとなっています。一時的なリスクオフの展開になると円買いが加速するのが今までの流れでしたが、世界的な危機が来ると一番信用のあるドルに需要が変わります。
ここからドル買いが一服した後、円買いの流れになるのではないかと警戒しています。
もしこの想定が現実のものとなった場合は新興国通貨は更なる安値更新に向け進んでいくのではないかと恐怖しています。
主に取引している通貨がトルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソですので、いずれの国も新型コロナの影響は今から大きくなると予想が出ています。
今の相場を生き残れるのか・・・
トルコでも感染が広がる
先週まであまり感染が拡大していなかったトルコですが、感染者数が激増しています。現在は日に数百人レベルでの感染が確認されています。
対策としては先進国と同様に休校やイベントの自粛など早期に実行してきましたが、やはり感染の広がりは抑えられないものになっています。
トルコでは宗教上どうしても必要な礼拝などがあり、その影響で感染の拡大が加速していると言われています。強い信仰心ゆえに感染が広がってしまうのは心が痛みますね。
トルコは観光業なども盛んなのでこれから経済に影響が出て来る事は間違いないですね。トルコ政府はコロナ対策で150億ドル以上の経済対策を発表しましたが、正直どれ程の効果が得られるかはわからない状況ですね。逆に景気を圧迫しないか心配です。
医療の面でも問題が出始めましたね。オーバーシュートを防ぐために65歳以上の国民は外出禁止にしたりして何とか感染のスピードを抑えようとしています。現在まで感染の速度が緩やかだったせいもあり感染拡大の速度がこれまで以上に急激に加速した場合はトルコ国内がパニックにならないかとても心配です。
ポジション
ランド円
とんでもない下落が進んでいますね。対ドルでのチャートでも最安値更新が射程圏内になってきました。
対円では踏ん張っているものの荒い値動きが続いています。保有枚数が多いだけに緊張しています。平均値からも1円以上離れていて数年は持たないといけないかもと思ってきました。
メキシコペソ円
こちらも下落が止まりませんね。対ドルでのチャートが火柱になっています。
利下げ合戦の中メキシコも利下げに乗り出しました。これから新型コロナの拡大が予想されるメキシコは0.5%の利下げを経済対策として打ち出してきました。しかしメキシコはこれ以上の経済対策の案は示しておらず、先行きが不安視されています。
もしかしたら今以上に下落が進む可能性も十分にあるので警戒はしておきたいですね。ただメキシコペソ円のチャートを見てみるとこれ以上下落するのか!?と思うような値になっています。瞬間的には最安値更新をしてくると思いますが、今が買い時かもしれないと思ってしまいます。
少し極端な話をすると、もし価格が今から50%下落したとしても2円台・・・少し考えにくい値ですよね。この状況が長く続くと想定したら毎月数万円入金して買っていけば数年後は大きな結果になっているのでは!?と妄想に浸っています。
メイントレードの方では買える余力が残っていたのである程度の枚数を仕込んでいます。いい結果になればいいのですが・・・
中国人民元円
中国国内の落ち着きがあったからが他の通貨に比べて大きく値上がりしましたね。このまま上昇してくれれば利確がまた見えてくるかも!そろそろ保有してから1年なので何とか利益に繋げたいです。
トルコリラ円
緊急の利下げから上昇が続いていますが、上に書いたようにドルに対してはかなりヤバい展開です。今のタイミングでネガティブな報道が出てしまったら大暴落が起きそうな予感がします。
もし16円台を割ってしまった場合は最安値更新が視野に入って来ますのでヒヤヒヤしています。
スワップ
前回 71225円
今回 72175円
+950円
トルコリラのスワップがまた減少していますね。ついに30円台を割り込んでいます。
1年前のスワップを考えると泣けてきますね。週間スワップも千円台を割っています。
新興国通貨のスワップは軒並み下がり続けていますが、どの証券会社もドル円のスワップは凄い事になっていますね。さすがドルと言う感じ(;´∀`)今は乱高下していて難しい局面ですが将来的にはドルのコツコツ積立が一番威力が高そうですね。なんと言っても信頼と安定感がありますので・・・
資金的に余裕があればドルを取引したいんですけど、もうちょっと先の事になりそうです。
現状は耐える事が優先になっているので、今は何も出来ない状態です。月を追うごとに入金はしますので動けるようになるまで辛抱ですね。正直今のタイミングで新興国通貨を大量に買いたいですが、次の大きな動きになった場合強制ロスカットですので焦らず進めます。
最後に
コロナパニックで世界各国が大規模な支援策を打ち出していますが、アメリカの規模がぶっ飛んでますね。国民一人に対して数十万単位での支援策が提案されているとか、企業への支援が凄すぎて日本の支援策が可愛く見えてきます(;´∀`)
日本としても相当頑張っている方だと感じますが、ぶっちぎりで経済のトップに君臨する国はレベルが違いますね笑
私は観光に依存する沖縄に住んでいますが、やはりコロナの影響は大きく会社の売り上げがかなり落ち込んでいます。これまで他人事のように情報を見て来ましたが、自分の身にも脅威が迫っている事を痛感させられています。
しかし、あまりにも悲観的な面だけを考えてしまうのも良くないので数か月後にはこの混乱は落ち着きを取り戻すんだ!今は辛抱の時と心のソワソワ感を落ち着かせるようにしています。
大丈夫!絶対人類はコロナに勝つ!そういう意味で(なんくるないさぁ~)と思っています。
読んでくれた人ありがとうございました!次回もよろしくお願いします(^^)/
次の回