トル猫 FX

FXを勉強しながらデイトレやスワップをやっています!投資初心者向けの記事を書いていて、なるべく分かりやすい言葉と、シンプルにスマホでも見やすい!を目標に作っています!トレード実践をやっていて皆さんの参考にしてもらえるように頑張ります!将来的には40代でのセミリタイアを目標にしています!

圧力に屈しないトルコ中銀を確認できたがこの先に警戒

アメリカのバイデン大統領が就任式を終え、正式にアメリカ大統領選が終わりましたね。トランプ前大統領を見る感じかなりの心残りはありそうですが、ひとまずバイデン政権で世界が動きだしたという事になりますね。トランプ氏は議会への乱入事件を先導した容疑を掛けられ弾劾裁判へ持ち込まれる事からこの先も混乱と暴動が続きそうですが、これ以上の犠牲者が出ない事を祈りたいですね。

このところ私が住む沖縄で緊急事態を国に要請し、県独自で緊急事態が宣言されました。その影響でまた仕事がかなり暇になってしまったトル猫です(;^ω^)

いやぁ~困った!製造業であるため時短要請や協力金などは無く、ただ取引相手から受注が入らない状況になっております。もう夏のボーナスは絶望的な感じになりました。

苦しいのは全国民同じなので乗り切らなきゃなと思いつつも切なくはなりますよね笑

 

前置きが長くなりました。トルコリラや新興国についての話題に戻していきましょう。さて前回の記事ではドルへ流れていた資金が新興国に流れて来るのではないか!と言う感じの記事を書きました。

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 アメリカの新政権下で正式に発表になった1.9兆ドルの経済支援策でどれだけ新興国に資金が流れて来るのか期待も出来るようになりましたね。では今週もポジション状況やスワップを確認していきます。

 トルコリラ成長記録104

2021/1月20日~1月26日

 

エルドアンの圧力に屈しなかった中銀

またトルコリラに暗雲が漂い始めるかもしれません。金利やインフレの改善に向け市場から期待されているトルコ中銀にまたしてもエルドアン大統領が圧力をかけて来ました。会見のインフレに対する質問の回答で『インフレ抑制には、高金利は意味が無い』と発言し、一時トルコリラは2%程下落しました。市場からしたら(また始まったよ…)って感じで一斉にトルコリラを売る動きが目立ちましたね。

 

内容を見た感じ直接的に圧をかけてはいませんが(高金利は俺、嫌い!)と金融引き締め策でインフレ抑制をしようとしているトルコ中銀のアーバル総裁をけん制している感じ丸出しでした。

世界的に見て利上げによるインフレ抑制は定石とされていますが、敬虔なイスラム教徒であるエルドアン大統領にとってはトルコは(イスラム金融であるべきだ!)って価値観をゴリ押ししているように見えますよね。

この発言は1月15日で、その後21日に控えている政策金利発表は市場の注目をかなり集める結果となります。今まではエルドアン大統領がこのような高金利をけん制する発言をすると中銀が明らかに忖度し利下げなどが行われてきましたからね…個人的にも(今回は利下げするんじゃないかな…)と思っていました。

 

しかし、一新したトルコ中銀はひと味違うという事を見せつける事になります!

1月21日に発表された結果では(据え置き)となり、市場の期待に応える結果となりました!市場は据え置き予想を出しており(忖度しなかった!)(インフレ改善に向けた本気度が見えた)(エルドアン圧に耐えた)と判断されトルコリラが買い戻される結果となりました。本当にこの結果には感激しましたね笑

 

政策金利発表後の声明でも『インフレと物価安定の恒久的な低下を示す強力な指標がでるまでは、長期にわたって断固として金融引き締めスタンスを維持する』『必要に応じて追加の金融引き締めを実施する』とマジ全力でインフレに対応する姿勢を見せました!これだけ強調している感じを見ると(圧力には屈しない、中銀の独立性を守る)って意志表明にも見えますよね!

なんか(トルコは変わった!トルコに期待してくれ!)とアピールしているようで(頑張れぇ~)って応援したくなるのは私だけでしょうか。これだけ長くトルコリラで塩漬けの日々を送っていたらそんな感情にもなってしまいます笑

 

とりあえずは今月の政策金利発表で本気度は十分に伝わりましたが、怖いのはこれから先の事でエルドアン大統領がどれだけ継続して圧力をかけてくるかに警戒しておかなければいけませんね。2020/11月以降 金利についての発言は避けて来ましたが、1月に入ってからは様子が変わって来ています。(俺、高金利は嫌!)って発言が多くなってくると中銀や財務相の発言も変わって来るかもしれません。いきなり中銀総裁更迭とかも平気でやっちゃうので警戒感は消してはいけませんね。

今後はその辺を注視しながら資金を管理していきたいと思います。

 

ポジション

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ポジション

また含み損が10万円を超えて来ましたね(;^ω^)

 

ランド円

クロス円が下落基調のため、なかなか7円台の回復は出来ませんね。バイデン大統領への期待感も失速気味でピークを見た感じがします。

先週はポジション的に利確ポイントに来たのですが欲が出てしまい、チャンスを逃しました笑

イイ感じの幅で価格が動いているのに1回のトレードに対する欲が出てしまうと次のチャンスを逃す悪循環になってしまいますね。現在は下落基調のため次のエントリーポイントを狙っていきます。

 

メキシコペソ円

値動きが大分落ち着いて来ましたね。先週の流れから下落が始まっていますが、他の通貨に比べて底堅い動きなのかなと感じます。政府が民間企業がワクチンを購入する事を認めたため、予想されていた接種時期より早めに接種が始まりそうですね。

アメリカ関連の株や商品が過去最高を記録するなかでメキシコがその恩恵をどこまで受ける事が出来るのかに期待したいですね。下落したら強気で買っていきます。

 

中国人民元円

16円前後で攻防が続いていてライン的にはここがポイントとなりそうです。下抜けした場合はまた利確が遠のきそうですけど、上抜け出来たら買値まで戻りそうなんですけどね。中国では新たな感染波があるようで少しネガティブな動きが続きそうですね。

 

トルコリラ円

14円前後の攻防が繰り広げられる展開になっていますね。しかしながら、政策金利発表での据え置きや金融引き締めスタンスの強調などもありかなり底堅く推移しているのではないでしょうか。ビックイベントを終えた事でその他の通貨の動きに左右されそうな展開になっていますが、トルコ国内では新型コロナのワクチン接種が始まり感染拡大防止への期待感が高まって来ています。

ジリジリと上昇を見せる動きになれば14円台後半への回復は出来ると思うのですが、リスクオフの動きで円が買われる場合は13円前半までの下落を予想しておかないといけませんね。とりあえず下落したら買いの姿勢で行きたいと思います。

 

スワップ

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口座残高

前回 101945円

今回 103184円

+1239円

 

久しぶりに1000円以上のスワップを獲得出来ています。しかしポジション枚数が多めのため円高になれば含み損が一気に拡大します笑 

クロス円が全体的に上昇を見せる展開になってくれれば良いのですが、頭打ち感が漂っているのである程度の下落は想定して構えておきたいです。

若干トルコリラとランドのスワップが高くなって来ているので、この価格を維持出来たら嬉しいですね。これから相場にも動きが出て来そうなので警戒はしておきたいです。

 

最後に

圧力に屈しない強いトルコ中銀を確認出来て、トルコリラへの期待感が高まりましたがエルドアン大統領がこの先どれだけの圧をかけて来るのかが心配になってきました。トルコ国内ではインフレに対する不満や新型コロナの影響で政権への支持率が下がって来ているらしいので(高金利が悪い)って国民を誘導しないか警戒が必要ですね。

またEUとも話し合いや交渉が前向きに進んでいるようなので、あとはアメリカからの制裁や要求に注目が集まっています。突発的な相場展開もあるかもしれないので気を付けていきたいと思います。

読んでくれた人ありがとうございました!次回もよろしくお願いします(^^)/

次の回

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