週末の欧州時間にかけてトルコリラを始めとした新興国通貨はかなり売られる展開になってしまいましたね。ドルでは買いが進みドル円は上昇を見せる動きとなりましたが、クロス円全体の動きを見ると円買いの方が優勢でドルがかなり強い印象を受けました。
日照りが続いていた日々も和らぎ少しずつ涼しい季節になってきました。これから人恋しい秋が来ますが個人的には体重の増加が気になっているトル猫です(;´∀`)
では今週もポジやスワップの確認をしていきます。先週はこちらです
インフレ状況や政権からの圧力で利下げが警戒される9月のトルコリラですが、先週の売り圧力の原因はインフレが改善状況が市場の不安を煽ったようです。
トルコリラ成長記録138
2021/9月15日~9月21日
インフレの不安感から下落
先週の週末に株価の不調から円高方向に進み、トルコリラ円でも大きな下落となりましたね。日本時間ではそれ程売り圧力は無かったのが欧州時間の開幕と共に売りが強くなっていきました。
ドルトルコリラでは8.60付近までリラ安が進み、対円では12.80円を割って12.75付近までリラ安が進みました。今まで12.80円が堅かったのですが、対ドルや円買いでラインブレイクした形のチャートとなりました。個人的な予想では底が抜けた感覚で下落は進みそうだと考えています。
そしてこの下落の要因となったと言われているのが、トルコの年末インフレ見通しが前回の16.3%から上昇し16.74%まで悪化すると予想が出たからです。専門家の調査結果で信ぴょう性が高く市場が警戒してトルコリラの売りに直結したんだと思います。
通貨リスクが高くなった結果を受け、トルコリラから資金が流れてしまいましたね。
流れ的にアメリカの景気回復の兆しが見え始めドルに資金が集まっている印象ですね。新興国通貨から安定のドルに流れて行った感じですかね。ちょうど21日22日とFOMCが開催されテーパリングの行方がドルへの期待感となっているように思います。
年末にかけてのトルコインフレ悪化の予想とドルの強さから、トルコリラ安方向に向かっていくのではないかと警戒しています。それから9月の政策金利発表のタイミングでもあるため、何かしらの動意にはなるのではないかと思っています。対円の最安値はまだ少し遠い範囲にありますが、最安値を割ったら次がどこで止まるのか全く予想が出来ない状況になると思います。願いとしてはその状況は避けて欲しいですが、最悪の動きを想定しつつ、資金の管理はしっかりしていこうと思います。
ポジション
ランド円
円高方向にかなり動いたのと新興国通貨はやはりリスクオフの関係で売りが続いていますね。買いはまだ先になると予想していましたが思いのほか早めに買いのチャンスが来た気がします。どこまで下落するか読めない展開なので少し買いの幅を広くしてポジを保有していきます。
とりあえず慎重に資金を管理する事を意識していきます。
メキシコペソ円
下落幅は新興国通貨の中では動いていない印象ですが、クロス円に釣られて動いている感じですね。通貨単体ではそれ程動きはないのでメキシコペソ安が来るまで少し待ちます。
ドル円
保有していたポジが含み損になってしまいました。買った水準も高めだったので、下落が続けば買い増しして平均でカット出来るようにしていきたい考えです。主要通貨は証拠金がお高めなので、保有は少なめにしておきたいところです。現在の保有は0.1枚なのでそれ程資金に影響は出ませんが、このポジをベースラインで考えていきます。
トルコリラ円
最安値が射程圏内に入ってきましたが、買い増しをしました。
少し危険かなと思いましたが、資金的にまだ大丈夫と判断しました。最安値を更新して下落が加速傾向にあるなら緊急入金も視野に入れておきます。経験上、楽観視している時に新興国通貨で苦しむ事が多いので反省を生かしつつ慎重を心がけます。
スワップ
前回 138233円
今回 139888円
+1655円
少しだけトルコリラ円の日割りスワップが減少しています。最安値を更新してまた去年のようなスワップ状況にならないか心配しています。10円台の時とかがあったのでそれは勘弁して欲しいwポジも増えていい感じに週間スワップを獲得出来ているので、何とか現状維持してくれ~w
最後に
ランド円やトルコリラ円を買い増ししましたが、年末にかけての為替や株の動きが心配になって来ましたね。中国の巨大企業のデフォルト疑惑も出ていて中国版リーマンが起こるのではないかと不安視されているみたいです。まぁ国の介入で無いとは思いますが、そうなった時に強制ロスカットされないように資金管理をしっかりしていきたいと思います。
次の回