今はスワップで稼げる時ではない！数年後を見越して仕込み時期

日本で経済活動の再開が始まり、アフターコロナの世界はどのような生活様式になっていくのかが模索されていますね。世界的にはアメリカがWHOを脱退する方向に動いていて米中関係の悪化が懸念されていますね。

緊急事態宣言により経験した事の無い5月の相場環境になりましたが、個人的にはメイントレードでは例年になく結果が出せた事に満足しています。ただ、この公開しているスワップ口座の方では含み損が多くなり、まともにトレードも出来ていない状態になっているトル猫です(;^ω^)

3月～4月に持っていた緊張感は薄れている状況ですが、2020年の後半はどのような相場になるか予測していかないといけませんね。4月のまとめはこちらです。

何とか生き残る事が出来ていますが、月間の獲得スワップなどはどうなっているのか確認していきます。

ブログまとめ2020

5月1日～5月31日

かなり荒れていた為替の値動きが、徐々に以前の動きに戻ってきた感はありますがコロナの影響が出始めた当初の乱高下を経験してしまうと新興国通貨などは、まだ手が出しにくい心理状態なのではないでしょうか。

5月相場では、人気のある新興国通貨が史上最安値の更新を見せるなどしてスワップ投資をしているトレーダーにとっては苦しい期間になりましたね。

そして追い打ちをかける世界各国の金融緩和は、高金利を売りにしていた新興国通貨離れの要因に繋がったと感じています。

しかし、どの国も新型コロナで経済的大打撃を受けているので仕方のないこととして割り切って考えるしかなさそうです。

では、5月の獲得スワップを確認していきます。

4月　75519円

5月　77226円

5月の獲得スワップ

+1707円

1ヶ月で2千円もいかない程、スワップが減少してしまいました涙

4月の獲得が2404円だったので約700円の減少になりました。円高の進行と通貨の下落で、獲得できるスワップは少なくなると覚悟していましたが、改めて数字で表して見るとスワップ投資が厳しい状況なのが分かります。

トルコリラ成長記録でスワップ投資を始めた当初は、1ヶ月で5千円～4千円のスワップを獲得する事が出来ていました。

スタートが10万円の資金からだったのでトルコリラ円の保有ポジションも1枚と少ない状況にも関わらず高いパフォーマンスを発揮していました。

そして、現在は資金は約30万円まで大きくなっていて、ポジションも開始当初からは随分と増えました。

それなのに月間スワップは減少傾向にあります。

始めの計画では1年を経過した頃には月間スワップで1万円の獲得を目標にしていましたが、その目標には遠く及ばず更に距離が開いているのが現実です。含み損も増える一方で、現状スワップでカバーするにはかなりの時間がかかってしまう水準に来てしまいました。

スワップの積立を開始した時期がアメリカを中心に株価が絶好調の地合いだったため、保有している通貨価値が下落しても（景気は良い）と楽観視を決め込めたのですが、その観念を調整していく必要が出てきましたね。

景気の刺激策として大規模な金融緩和が実行され、ダウ平均や日経は買い支えされていますが、金（ゴールド）は依然として高値を維持している状態です。市場が株も買って金も買う状況が続く限りは、新興国に資金が流れて来る事は考えにくい展開ですから、新興国通貨の状況も厳しい時間が続きそうです。

スワップで利益を狙っている投資家にとっては（スワップ投資から撤退する）か（待ち続ける）かの二択を迫られている状況の人が多いのではないでしょうか。

スワップ投資で利益を出すことが厳しい状況になっていますが、私は新興国通貨を中心にスワップで利益を出す事を継続して狙っていこうと考えています。

理由としては、現在の新興国通貨が最安値水準にあるからです。

トルコリラは10年以上下落が続いていますが、いつか下落トレンドは終わると思いますし、価値が0円になる事は無いと考えています。南アフリカランドやメキシコペソについても、価値が無くなる事は考えにくいです。

そして、下落が続いている今だからこそ、数年後を見越して仕込む時期にあるのかなと感じています。

仮想通貨などのように爆裂に上昇は無いにしろ、将来的には数％上昇するタイミングはあると考えています。法定通貨で為替市場が機能している以上、売買は行われるのですから最安値付近で買えれば売れるタイミングは必ず来ると思います。

世界的な景気の悪化で新興国通貨離れの流れが来ていますが、市場参加者が再び新興国通貨を買い始めるタイミングでは乗り遅れ感がありますし、その見極めも難しいものになると思います。

だから私はスワップで稼げる時ではないのですが、今新興国通貨を仕込んでおいて数年後の利益を狙っていこうと考えています。もし、仕込みが失敗して下落が続いても今の最安値水準からであれば最大損失は限られた範囲ですからメンタル面でも切り替えがしやすいと判断しています。

月間のスワップがかなり減っていて、少し残念に思いましたがスワップで利益を出す事の難しさと時間配分について見なおす良い機会になったと思います。

今の相場環境でスワップで稼ぐ事が厳しいので、トレードによる利益を優先していかないと今の資金状態が改善しない事を再認識しました。

新興国通貨がこれから更に最安値の更新を目指すのか、それとも上に向かって行くのか判断するにはまだ早いと思いますが、数年後を見越してポジションを仕込んでいくタイミングにはあると思います。

6月はそのことを意識しながらトレードしたいと思います。

毎週火曜日にトルコリラを始め、新興国通貨の実践トレードの結果を更新しています。スワップ投資は厳しい状況になっていますが、着実に資金は増えているので最新の記事はこちらからチェックして見て下さい！

読んでくれた人ありがとうございました！