トルコリラの下落が止まりそうにない動きをしていますね。政策金利発表後からドルやユーロに対してもトルコリラが売られる展開が続いていて体感的に下落トレンドが再開したように感じます。チャートではラインを試している動きが出ていますね。年末年始にかけて大きな動きが出るのか注目しています。
先週の為替市場がクローズした後にアメリカのトランプ大統領がトルコの制裁案に署名したとして、週明けの突発的な動きを警戒していましたが暴落は起きず少し下落してからの幕開けになりましたね(;^ω^)ヒヤヒヤしていたので安心しました!ドイツやロシアからもアメリカに対して批判が集まっているようで、トルコとしては後ろ盾を付けた感じがありますね。調子に乗ってエルドアン大統領が過激な発言をしそうで怖いです笑
まさかクリスマスイブにブログを書くと思っていなかったトル猫です(;^ω^)無理やり予定を入れようとしたのですが・・・今年は諦めました。今年も・・・か!( ;∀;)
さて切り替えて
前回のアメリカと関係が再び悪化しそうな件を書いたのですが、なんと中国とも怪しい空気が漂ってきました・・・
中国との関係が悪化しそうな原因としてはウイグルに関してトルコでデモが起こったことです。この事は後から書いて行くので、まずはいつも通りスワップの確認をしていきます!
トルコリラ成長記録
12月18日~12月24日
ポジション
ランド円
上昇が継続していますね!あと一踏ん張りで利確出来そうなんですが弾かれていますね!ポジションを調整する意味でもいいタイミングなのではないかと考えているので少し早めの利確でもいいかもとも思っています。流動性が少なくなるこの時期はあまりポジションを多くしたくはないですからね(;´∀`)迷うなぁ~
メキシコペソ円
アメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の修正合意から順調に上値を伸ばしていますね!保有しているメキシコペソ円は全て含み益になっている状態で、こちらもランド円同様に年末年始にかけての利確を検討しています!
中国人民元
先週は下落する展開でしたが、底堅い動きをしていますね。動きを見る感じでは今年中の利確は厳しい状態になってますね(;^ω^)米中貿易が悪化するタイミングでの保有だったので位置が悪すぎますね。元ちゃんは来年に持ち越しとなりそうです。
トルコリラ円
下落が止まりませんね。これまでトルコを擁護していたトランプ大統領もついにトルコへの制裁案に署名する流れになりました。週末に署名が行われたという事で週明けの暴落は怖かったですが、大事故にはならずに済みました。
ポジションを見てみると下落の影響で含み益が減っていますね(;´∀`)ただ下落している時こそポジションの積立を狙っているので、ランド円とメキシコペソ円を利確出来たら追加で積立を実行したいと考えています。でも時期が怖いんですよね~フラッシュクラッシュが頭に浮かびます。
スワップ
前回 61154円
今回 62224円
+1070円
スワップが減って来ていますね~(;´∀`)年末年始にかけてポジションを削っていく予定なのでこれから更に減っていく可能性が高いです。今のポジションは円に偏っている状態なので円高の影響をもろに受ける状態を何とか回避していこうと思います。今後はドルベースの積立なんかも検討していかなければと考えているので、無理にポジションを来年に持ち越さなくてもいいのかなと思っています。
トルコリラ円にはこだわって鬼ホールドをしますが、口座全体で資金を増やすことが目的なのでトルコリラ以外のポジションは為替損益を狙うつもりでトレードしていこうと思います。
ウイグル問題で中国との関係が悪化しそう
トランプ大統領がトルコの制裁案に署名したことで、アメリカとの関係悪化が再び懸念されていますね。そして新たな火種が中国との間に出来て来るかもしれません。少しチェックするためにいろいろ書いてみたいと思います。
なぜ中国との関係悪化しそうなのか
そもそもどうして、中国との関係が悪化していきそうなのかを説明します。
まず今後問題になりそうなトルコとウイグル人との関係性ですが、民族としては非常に近い関係にあるようでウイグル人は元を辿るとトルコ系遊牧民の子孫にあたるようです。言ってみれば家族や親せきにあたる訳です。またイスラム教徒も多く、イスラム国家としても関係性が近いためトルコはウイグル人を支援してきました。
そして中国がこのウイグル人に対して、再教育施設に強制的に収容し組織的に洗脳を行っているという内容の話が広がっているのです。表面上は希望者という事になっていますが・・・胡散臭い説明ですよね。収容されたウイグル人の扱いに関する文章が出回っていますが、内容が現代とは思えないほど酷い状況です。
このトルコにとって結びつきが強いウイグル人に対して中国が非人道的な迫害しているとしてトルコでデモが起こったことが報道されました。このデモはトルコの人道支援団体が中心になり中国に対してウイグル人の扱いに抗議する意味で行われました。10年程前までトルコは中国に対してウイグル問題を強く批難して来ましたが、ここ数年の間は公の場での発言が少なくなっていました。
デモが起こった事によりこの問題が再燃し加熱し始めるのではないかと警戒されてきています。以前トルコではウイグル問題で中国との緊張が高まっていたようなので再び関係が悪化が懸念されている訳です。
トルコは経済を選んだ
数年前から火種があったこの問題は、中国が急速な経済成長を遂げると共にトルコはあまり口を出さなくなっていきました。中国は自国のやり方を他の国から口出しされる事を非常に嫌います。香港で起きている事を見ていると良く分かりますよね。この事があるためトルコを始めイスラム国家は抗議することを避けていったんだ考えられます。
中国は言わずと知れた経済大国です。トルコも貿易相手としてその恩恵を受けています。2018年の貿易額は236億ドル。トルコの貿易相手国としては3位のお得意様です。
しかも中国はトルコに対してインフラ整備などで28億ドルの投資をしています。経済成長を狙っているトルコからしてみれば怒らせたくない国になってしまっているんですね。
それを考えるとウイグル問題で関係をこじらせるより、黙っていた方がトルコにとっておいしい結果になります。なんともやるせない気持ちになりますね。
もしこのデモが大きくなってきたら
中国との関係を悪化させたくないトルコはウイグル問題を見て見ぬふりをしてきましたが、今回のデモをきっかけにしてこの問題が大きくなっていったらどうなるでしょうか。
再び香港の話で少し前の事になりますが、学生が始めた雨傘デモも日を追うごとに拡大していきました。周囲がそれに感化されて運動が大きくなっていく出来事でしたね。
今のトルコは報道の規制やクルド人の扱いに対して国民の不満が溜まって来ている状況です。同じ民族を守れ!助けろ!とトルコ全体から声が出て来てもおかしくないと思っています。
事が大きくなっていけばトルコ政府としても何らかの形で声明を出していかなければいけません。それに対して中国が怒り出してきたら、今の関係に亀裂が入って来るかもしれませんね。
最後に
トルコがウイグル問題を今後どのようなスタンスで受け止めていくか注目していきたいと思います。中国を恐れずに正面から政府が抗議していくのか、それとも公の場での発表は控え中国との関係を悪化させないようにするのか。
トルコがシリア侵攻でクルド人に対して軍事行動をとった問題は世界から批難されましたが、ウイグル問題では世界から支持を集めてもらいたいです。
下落が続いているトルコリラですが、他の高金利通貨は堅調で上値を試していますね。対ドルやユーロでもトルコリラは売られている展開なので、もしかすると残り僅かな年内に大きな動きが出るかもしれません。デモ関連やウイグル問題の報道に警戒しながら様子を見たいと思います!
読んでくれた人ありがとうございました。次回もよろしくお願いします(^^)/
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