台風9号が過ぎ、一週間を待たず10号の直撃で後片付けにウンザリしているトル猫です(;´∀`)
先週からのドル円の流れを見てみると、首相辞任から円高方向に進む流れかなと思っていましたが、現官房長官の菅氏が正式に総裁選に出る事が決定し株式や為替は順調に推移する結果となりました。アメリカの雇用統計や失業率も市場の予想に反して良い結果となり4ヶ月連続で労働市場は改善傾向にあるとポジティブな内容になりましたね。
前回の記事で日本の首相辞任が新興国通貨へ影響が出るのかを書いてみました。
報道直後は瞬間的な動きとなりましたが、クロス円が全体的に持ち直した事で現在は順調に上値を試している状況になっていますね。
トルコリラ成長記録84
2020/9月3日~9月8日
トルコとアメリカ再び関係悪化の恐れ
これまたトルコとアメリカ、近隣の国を巻き込んだ関係悪化が心配な報道が出て来ました。
トルコが採掘探査で揉めているギリシャやEU諸国はアメリカに働きかけ、30年以上武器の輸出を禁止していたキプロスに武器の輸出を解禁しました。
トルコ側は探査は正当なものとして、今になって武器の輸出を解禁するのは何事だ!とアメリカに猛抗議しています。
アメリカ側からの声明では、地中海での緊張が高まりを解消するための措置とし、トルコは資源探査を巡る問題で完全にアメリカ側に見放された結果となってしまいました。
このままトルコが探査に強硬姿勢を見せればアメリカ側もさすがに首を突っ込んで来ると思われますので、S400問題に続いて再びアメリカ側との関係悪化が心配になってきますね。何とか話し合いで解決してもらいたいところですけど、ギリシャは「脅迫(資源探査)を止めない限り、話し合いには応じない」とEUとアメリカをバックにかなり強気な立場をとる流れになっています。
これでトルコが引く事は考えにくいですので、問題が平行線のまま悪い方向に進行していく事が一番警戒しないといけない点だと考えています。制裁の流れも加速していくと考えられますのでこまめに情報をチェックしていきます。
ドルトルコリラで最安値を更新
資源探査の問題で緊張が高まっているトルコですが、これの影響もあるでしょう対ドルではトルコリラ安が進行し、最安値を更新しました。
トルコ中銀の防衛ラインと推測されていた7.4500付近も突破されてしまったので、これからどこまでトルコリラ安に動いていくのか、予想は難しくなりますね。ユーロの方でも最安値を更新しています。
EU諸国との関係が悪化しているため、こちらも深刻なレベルですね。このタイミングで制裁を喰らったら…涙
対円ではクロス円が円売り方向に動いていましたので、暴落というまでにはいきませんが、ジリジリ下落が続いています。ドルユーロで最安値を付けましたから対円でも史上最安値は時間の問題ですね。
アメリカ大統領選が近づくにつれて更に動きが激しくなってくることが予想されますので警戒しておきたいですね。
年末まで14円台をキープ出来るのかが重要なラインになると考えているので、もし14円をブレイクされた場合、ロスカットを巻き込みながら大暴落を引き起こす可能性も視野に入れておきたいところです。
ポジション
ランド円
思いのほか順調に推移している印象を受けます。感染ピークは過ぎたと発言された事が好印象だったのでしょうか。この調子で上昇が続いていけば6.500付近の回復は見込めそうな展開になって来ましたね。6.20付近まで下落する事があれば短期的に狙っていきたいと思います。
メキシコペソ円
クロス円が上昇した事で、メキシコペソ円は大きく上昇することが出来ていますね。経済活動が徐々に復活していきている事が底上げの動きを作っているのかもしれません。チャートを見てもまだ上昇に期待出来る状況という感じなので、直近では高値圏ですけど短期的なトレードをしてもいいのかなと思い始めました。理想としては現在のポジをキープしながら新規のエントリーで利益を出していきたいですね。
中国人民元円
米中関連でネガティブな報道が減って来ているため、安定的に上値を伸ばして来ましたね。このままポジションの水準まで上がってくれればいいんですけど。一部の報道では中国からの綿製品を輸入禁止にすると噂されており、アパレル産業の混乱があるかもしれませんね。
トルコリラ円
対ドルでは最安値を更新し不穏な空気に包まれています。対円では何とか14円台を守っていますが、為替市場が円高方向に動き始めるとブレイクされるのは時間の問題かなと思っています。もし円でも最安値を更新し14円を割るような場面が来たら少量ですがトルコリラ円を買っていく考えです。どのくらいの下落に収まるのかを見ながらになるのですが、ポジションを増やしても資金的に耐える事が出来そうなら攻めていきます。
スワップ
前回 86116円
今回 86698円
+582円
トルコリラ円では1日のスワップが20円を割り込み10円台になっていてスワップは厳しい状況が続きますね。トルコリラ安は進行していますが、ランド・メキシコペソが好調な分、助けられています。大統領選に向けて今の流れが続けばいいのですが、トルコリラがどこまで下落するのか心配です。
最後に
世界的に新型コロナの第二波は少し落ち着き出した雰囲気になって来ましたね。本格的に蔓延するのは冬ではないかと言われていますが、感染への意識が世界的見直されているので今の生活をもう少しだけ続けたら明るい方向に向いていきそうな予感がします。
あとちょっとみんなで頑張りましょう!
読んでくれた人ありがとうございました!次回もよろしくお願いします(^^)/
次の回