トルコに厳しい姿勢を示すバイデン氏が新たなリーダーに決まりそうな展開になっているアメリカ大統領選挙ですが、本当に揉めていますね。バイデン氏がは勝利宣言をしたもののトランプ陣営側からは敗北宣言が無し。法廷闘争に持ち込むという事で、まだ波乱の因子を含んでいるイベントとなっていますね。しかし、不正の事実確認が難しいようで、バイデン氏にほぼ決まった感じになっていますね。
当選確実とワクチン開発の報道がポジティブに作用しドル円は急上昇!円が大幅に売られる展開になりクロス円は全面高で完全にリスクオン状態!トルコリラもトルコ中銀の総裁更迭や財務相のアルバイラク氏が辞任する報道が流れると市場がポジティブに捉え一時13円台を回復する動きを見せました。しかし、上げたのは一時的でトルコリラの下落は止まらず、凄まじい勢いで下落が進んでいます。膨らんでいる含み損を見て(あぁ~(;'∀'))って感じのトル猫です。
前回の記事では大統領選挙前で緊張感MAXでした。
大統領選挙が始まってからの値動きは、どちらかと言えばリスクオンのドル安。イベント前のリスク回避からの値下がりを戻す動きとなりましたね。トルコリラ以外の新興国通貨にも買戻しの動きがあり、若干含み損が助けられています。とりあえず相場が凄い動きましたね(; ・`д・´)
トルコリラ成長記録93
2020/11月4日~11月10日
トルコ中銀ウイサル総裁更迭
またトルコに不安要素!?(市場はポジティブに捉えました)が出てきました。11月7日早朝にエルドアン大統領がトルコ中銀の総裁であるウイサル氏を更迭しました。
トルコリラ安の責任なのか、何かしら不正があったのか、利下げ政策を無視したからなのか理由は詳しく出ていません。たぶん金利面での不満からだとは思います。多くのアナリストも11月にトルコは大幅利上げに踏み切ると予想していましたので、それを阻止したい狙いもあったかもしれませんね。
発表時は土曜日だった事もあり、週明け月曜日の動きに注目が集まりました。
エルドアン大統領は2019年にも通貨安を食い止めるため政策金利を利上げしていたチェティンカヤ氏を更迭しています。こちらですね。
ウイサル氏になり約1年での選手交代となりました。エルドアン大統領は完全なイエスマンを探しているようですね。
そして次の総裁はアーバル前財務相が任につくようです。まだどんな人物なのか分かっていませんが、副首相などを務めた経験があり恐らくエルドアン大統領に忠実な人物なのではないかと思っています。
就任当初のウイサル氏はエルドアン大統領のイエスマンだと言われていましたが、経済状況やトルコリラ安がさすがに許容範囲を超えてきたため、ここ数ヶ月少しだけエルドアン大統領の政策に反する事を行ってきました。
9月の利上げや10月の裏口利上げですね。
圧力に屈すると思っていましたが金融のプロとしての(何とかしなきゃ)って思いが最後に出てしまったのかなと思います。
結果的にエルドアン大統領の逆鱗に触れ更迭されてしまいましたが、半沢直樹を見ていたせいで胸が熱くなりました。イメージですけどね笑
この件で更に中央銀行と政治の独立性に不信感が高まりましたね。元々独立性に関しては不信感は高かったですけど、この件でダメ押しになりそうですね。
アメリカの大統領バイデン氏で進みそうですし可能性はかなり低そうですが、民主主義、協調性、を掲げるバイデン氏がこの件でも突っ込んできそうな感じです。独裁的な政権がかなり嫌いみたいですし、何よりトルコの政権を変えると発言していますから、どこからトルコが攻められるのか警戒ですね。
ついに資金が尽きたか、財務相のアルバイラク氏辞任
ウイサル氏の更迭で不安要素が強まりましたが、その前にも大きくトルコリラが売られる場面がありました。財務相のアルバイラク氏が『金融当局はリラ買い介入をこれ以上実施しない』と発言した事で、対ドル・ユーロで大きく売られる展開になりましたね。対円では12円を割り込む寸前まで下落が進みました。
8.5もあっという間ブレイクされていますね。今は若干戻していますけど。
外貨準備高が枯渇するのではないかと以前から警戒されていましたが、ついに時が来たようですね。これまで節目となる最安値付近などで通貨防衛が行われて来ましたが、限界ラインに到達したようですね。
トルコリラ介入が無いという事は、下落が起こった時に抵抗になるラインが出来にくくなるイメージですかね。これから乱高下が増えそうな展開ですね。相場が急激に円安方向に動いているのはありますが対円では13円台を回復してからの値動きは荒く、2%~3%は軽く動いている感じですね。
通貨安を受け入れるような発言も目立ち、経済の後押しになるなど少し理解に苦しむような見解でした。経済状況のバランスが取れていれば通貨安も納得できるのですが、今のトルコの状況を考えると少し無理があるように感じます。
現状は外国勢の経済攻撃だとも取れる言い回しで、責任逃れ感MAXです。新型コロナでの経済ダメージや政権への支持率低下を変換しようと必死になっています。
そして、週明け月曜日の動きに注目が集まったもう一つの件がエルドアン大統領の娘婿である財務相アルバイラク氏の辞任報道です。
トルコリラ安を容認して数日後だったので衝撃的でしたね。
辞任理由は健康上の理由と発表されていますが、真相はどうなのでしょうか。
経済失速や通貨安の責任感からなのか、エルドアン大統領に愛想をつかされたのか、国内外の批判に耐えられなくなったからなのか。とりあえずアルバイラク氏の辞任とウイサル総裁の更迭は市場からポジティブに捉えらて、トルコリラは買われる結果となっています。
独裁的な国家にありがちな話ですが周囲を身内やイエスマンで固めた結果、さまざまな悪循環を生んでしまいましたね。アメリカ大統領選挙後とワクチン関連の報道後で、明確にトルコリラ単体の動きとしては予想するのは難しい状態ですけど、膿を出しっ切った感じでトルコに資金が流れて来て欲しいところです。
ポジション
ランド円
大統領選挙を織り込んでいたのか、始まってからは上昇が続いていますね。個人的には下落すると思っていましたが、6.50円台を抜け6.80円まで踏み込みましたね。全然知りませんでしたが、何やらバイデン氏は南アフリカに友好的なようでバイデン氏が優勢となって上昇が続いているみたいです。知らなかった(;'∀')勉強不足ですね。
直近では高値圏での動きとなり流れが変わってきた感があります。チャンスを逃した感がありますけどとりあえず、含み損が減ってて助かります。
メキシコペソ円
ホントにトルコリラ以外が堅調に見えます。まさかの5.20円台をタッチ!
下落したら買われる展開になっていますね。トランプ大統領が追い上げている報道が入った時には一時的に下落に転じましたが、その後は押し目のように作用し上値を伸ばしています。買う勇気が無かった(;´∀`)ランドとメキシコペソが頑張っているおかげて含み損は減っていますが、ここから急展開で円高が加速したらちょっと悲しいな。サマリでも含み益が出そうな感じですね。上昇よ続くのだ!頼むw
中国人民元円
どちらの候補も中国には強気の姿勢なので、クロス円につられて上昇しているって感じですね。中国は大統領選挙期間にいろいろ動きを見せたようで、就任してからすぐにその対応が分かってくると思います。かなり強気に出るのか、対話メインで進んでいくのかも注目ですね。
トルコリラ円
バイデン氏が当選確実になってから売りが加速しましたけど、要人の更迭&辞任がプラスに捉えられるとは(;´∀`)
その後も円相場が円売りになったおかげで、13円台を一時的に回復出来ましたね。その後は失速気味ですけど(;´∀`)
12円台で久しぶりにポジションを追加しました。
約1ヶ月半ぶりくらいの追加です。これで平均が
19.455⇒19.239となりました。現在値から凄まじく遠いな笑
為替相場のボラティリティが高くなっているので、これからまた一波乱起きそうなトルコリラですけど、上昇が続いてくれる事を祈ります。
後はバイデン氏がトルコにどう出て来るのか…そればかりが気になります(;´∀`)
スワップ
前回 92235円
今回 93109円
+874円
先週よりも少しだけ獲得スワップは増えましたが、含み損が多いせいで増えている気がしませんね。このままクロス円の上昇が続いてくれれば、トレード回数を増やして行けそうな感じになってきました。しかし、上手くいかない事の方が圧倒的多いので油断しないようにしたいです。
それから、前回忘れていた入金2万円を行いました。大どんでん返しが無い事を祈ります。
最後に
株式市場は堅調に動き日経もバブル崩壊直後まで上げて来ましたね。ダウ(史上最高値)も日経もこれだけの高値を見たことが無い!
世代的に好景気というものを経験した事が無く、コロナ禍という事で全く実感がありません。トルコリラでも含み損ヤバいし、冬のボーナスも半額程だと通告されている笑
庶民が景気を実感出来るようになるのには時間がかかるのかなw 世界的にも新たなリーダーに期待が高まっていて、個人的にも期待しています。来年はボーナス倍かなw
読んでくれた人ありがとうございました!次回もよろしくお願いします(^^)/
次の回