トルコにとっても世界にとっても重要な11月3日を迎える事になりました。いよいよアメリカ大統領選挙ですね！全世界が見守る超ビックイベント！世界のリーダーが決まる重要な日にヒヤヒヤしながらブログを更新するトル猫です(;´∀｀)
ついに来てしまった！って感じですね。ブログ更新時は投票前の段階なので何とも言えませんが、高校受験を受けた時のような緊張感を味わっています。相場が乱高下しない事を祈りながら時を待っています。前回の記事で含み損がヤバい状況になっていることを書きました。
先週よりも更にトルコリラ安が進み、状況は悪化中です。大統領選を控えたタイミングで手に汗握っています笑
では今週もポジション状況やスワップを確認していきます。
トルコリラ成長記録92
2020/10月28日～11月3日
高まる制裁危機
フランスの教師がイスラム教を侮辱するような風刺画を授業で取り上げ、殺害されてしまった事件をきっかけにして（エルドアンVSマクロン）の件が激化して収拾が付かない状態になっていますね。トルコのエルドアン大統領個人を愚弄するような風刺画も出回り泥沼化しています。
マクロン大統領は風刺画をフランスの文化であり表現の自由だと主張し、それに対してエルドアン大統領も宗教的な事を侮辱する風刺画は挑発行為であると言ってどちらも全く引く様子がありません。
フランスは歴史的に表現の自由をかなり尊重する国であり、トルコはイスラム教徒が大半を占める国です。どちらにも譲れない理由が存在し、国のトップ同士が口喧嘩のような感じになっています。
この事件の前からEU諸国と関係が悪化していたトルコは（宗教を馬鹿にするな）とボルテージが上がっているのも要因の一つかもしれませんね。トルコではフランス製品の不買運動なども起きており着地点が見えない状況です。トルコへの制裁も再燃し始め、今までギリギリで回避してきたEUからの重い制裁を世論が動かしかねませんね。
そして、この件とは別でもっと重要なのがアメリカからの制裁です。10月28日の事なのですが、米国務省高官が対トルコへの制裁を発動させる可能性は『とても現実的』と発言しています。アメリカからの制裁についてはトルコがS400というロシア製のミサイル防衛システムを導入した事で問題が大きくなり、10月にはS400のテスト運用が行われました。
アメリカ側はテスト前にトルコに警告をし（テストをしたら制裁を発動する）と直前まで警告していました。そしてトルコはそれを無視し、やっちゃったんです。
テスト直後トルコ側は声明を出していませんでしたが、数日後にテストした事を認める声明を出したため、アメリカが激怒しました。
制裁は現実的だと声明を出された後、エルドアン大統領は『早くやればいい』と煽るような発言をしています。
個人的には何故このタイミング！？なんで煽るの！？って感じです。今まではトランプ大統領が擁護するような形で制裁は軽いもので済んでいましたが、大統領選挙で戦うバイデン氏はトルコにあまり良い印象を持っていません。エルドアン政権を変えるとまで発言しているくらいです。トランプ大統領が再選を果たしたとしてもこの問題については容認しないでしょうし、バイデン氏になった場合は恰好の急所になるはずです。
ギリシャを中心にEUとかなり関係が拗れた結果、牽制の意味でテストを行ったのかもしれませんが、ちょっとタイミングがねぇ…(;´∀｀)
次期大統領がどんな判断を下すのか心配事はつきませんね。
インフレ見通しが大幅に悪化
インフレ率が大きな問題になっているトルコ中銀がインフレレポートを見直しました。
2020年末インフレ予想
前回8.9％から12.1％に引き上げ
2021年インフレ予想
6.2％から9.4％に引き上げ
前回の発表からかなり深刻な状況になっていますね。政策金利を据え置いた事で実質金利のマイナスは更に加速しそうな状態です。
発表時のインフレ率が11.75％なので、年末にかけてインフレ率が上昇するとトルコ中銀は予想しているみたいです。やはり政策金利を引き上げて実質金利のマイナスを改善しない事には資金が流れて来るのは難しいですね。金利を引き上げても国内企業の経営を圧迫する事になるので、ホントに難しい状態だと思います。
トルコはインフレ率を改ざんしているのではないかと噂されているので、この噂が事実ならば、更に結果は悪い方に進みます。
S400による制裁、EUとの関係悪化、アルメニアとアゼルバイジャンの紛争に介入した事でのロシアとの関係、高いインフレ率、通貨危機、難民問題、先週起きた地震、新型コロナの感染拡大、モスクでの宗教的問題、などなど…(;´∀｀)
やべぇよ・・・やべぇよ・・・トルコが抱える問題とリスクが多過ぎる。何一つ解決に向けた打開策が無いように見えてしまう。とりあえず見守る事しか出来ない
ポジション
ランド円
先週は6.5円まで上昇後すぐに跳ね返される展開になりましたが、わりかしポジティブに動いているような感じがします。下落するにしても幅が小さくなっているので、これからどこに向かうのか注目ですね。トルコリラが落ち着きを見せれば買っていきたいところです。
メキシコペソ円
5円台を回復し滞在時間が長めだったので、そのままキープするかなと思いましたが大統領選挙が迫るなか下落は止まる事はありませんでしたね。
メキシコとしてはトランプ大統領の敗北が支援材料になりそうですけど、結果が出れば再び上値を試す展開になるのではないかと思っています。買い増ししたいんですけど含み損が大きくなってるので我慢ですね。
中国人民元円
数週間の上昇がやっと落ち着きを見せ、選挙の決着を見守るような動きが続いていますね。今は選挙が中心の報道が多いので、ネガティブな報道が少ないですが選挙後はどの候補者も中国について発言を強めると思うのでその反応には警戒しておきたいですね。
トルコリラ円
ホントに下落が止まりませんねｗ
チャートを見てる感じ止まりそうなところがありませんね。史上最安値を更新しているのでこれから抵抗ラインが出来ると良いのですが(;´∀｀)
どの通貨に対してもトルコリラが圧倒的に売られているので、このまま下落が続くような気がします。何かしらのポジティブな報道が入らない限りはジリ安が進行しそうですね。
スワップ
前回 91689円
今回 92235円
+546円
11月に入ったのに入金をミスりました。こんな大事な時になんてこった(~_~;)
とりあえず今月は1万円ではなく2万円の入金予定です。新型コロナの影響で為替相場が乱高下していた時にも同じように強制ロスカットにならないように抵抗してみようかなと思っています笑
大統領選挙でフラッシュクラッシュが発生したら一瞬で溶けてしまいますが、少しは抵抗してみようと考えました。ここから先はお祈りトレードなので、暴落しない事を願います。頼むぞぉ耐えろ～
最後に
株式市場も為替市場も落ち着きがない様子に見えますね。トルコリラは相変わらずの最安値更新止まる気配が無い(^_^;)
今回のアメリカ大統領選挙は、情報が錯綜していますね。前回の選挙がどんでん返し的な結末だっただけに、メディアやコメンテーターもハッキリとした発言を控えているようですね！
どの相場も、決着が長引けば長引くほど不安感が募り乱高下しやすいとされています！
圧倒的な差が着いての決着なら良いのですが、超接戦が予想されています。トランプ大統領が裁判を起こす想定や来年1月の任期満了まで戦いは続くと予想する人もいてホントに分からない状態ですね。とりあえず大荒れの相場にならない事を期待しておきます。
読んでくれた人ありがとうございました！次回もよろしくお願いします(^^)/
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