最近の穏やかな為替相場の動きとは反対にジリジリ下落が続いているトルコリラですが、10月22日に控えている政策金利発表を前に利上げが実行されるのではないかとの期待感から若干下落にも陰りが見え始めていますね。
朝晩の涼しさが心地よく感じているトル猫です(;´∀｀)
先週の記事では、トルコがアメリカとの関係をこじらせる動きをしていたという事を書きました。
トルコ側はS400の試験運用を否定しているようですが、アメリカ側の反応が気になってしまいますね。
それでは今週もポジション状況やスワップを確認していきます。
トルコリラ成長記録90
2020/10月14日～10月20日
ドルトルコリラ8.0の攻防
アルメニアとアゼルバイジャンの紛争に停戦合意がなされホットしたのもつかの間。
ドルトルコリラでは8.0へのリラ安加速が止まっていません。政策金利面でも利上げをしましたが、やはりアメリカとのS400問題が尾を引きジリジリと8.0を目指しています。
しかも追い打ちをかけるかの如くEUでもトルコへの制裁の流れが大きくなって来ています。どうなるんだろうトルコ(;´∀｀)
EUの制裁は今まで何とか回避してきましたので、今回もなんだかんだで逃げ切れそうな展開になっていますが、S400問題の方はかなり警戒感を持っていた方がいいかもしれません。
S400は最近になってトルコが沿岸に移動を開始し、大規模テストを行うのではないかとしてアメリカから実施しないよう警告を受けている最中でした。
しかし、どうやらトルコはそれを無視し先週末にテストを強行したようです。
どのようなテストか規模などはわかっていませんが、アメリカの警告を無視した事で何らかの形で制裁などが来るのではと緊張感が高まっています。
チャート的に週末でクローズ間近だったため、大きな反応はありませんでしたが後からダメージが帰って来そうな予感がします。
タイミング的にアメリカは大統領選挙が目前に迫っており、今はトルコを見ていられない状況のため選挙が終わってからの動きになりそうですね。
これまで武器関連の問題ではトランプ大統領に庇ってもらっていましたが、再選を果たした後は強気に交渉カードとして使われていきそうですね。
バイデン氏が当選した場合のこの件でトルコへの批判を煽って来そうですね。どちらにしてもやっちゃった感があります。
チャート的には、まだ8.0までは距離がありますが、22日に控えている政策金利発表次第では一気にそこを目指す動きになるかもしれません。利上げ予想が多いため据え置きなどで失望売りには注意が必要ですね。
すこし警戒感を持って情報を集めていきたいです。
ポジション
ランド円
国営電力会社の負債問題で少しネガティブな報道が出ており、伸び悩んでいますが底も堅いのでしばらくはこの価格帯で推移を続けそうですね。
メキシコペソ円
週末にかけて上昇を見せ、5円台を回復する場面も見られました。
気になっていたアメリカ大統領選挙では、メキシコの話題はそれ程注目を集めておらずコロナの対策や人種差別問題がクローズアップされていますね。メキシコの問題については、このまま風化していくのではないかと思い始めました。
コロナの問題が失速していけば、アメリカ向けに景気が持ち直していくと思っています。少し買いを検討していこうと思います。
中国人民元円
含み損は減っていますがこれまでの上昇の勢いが落ち着いてきてますね。上値も重たくなっている印象もあり含み益が出るのはまだ時間がかかりそうですね。
トルコリラ円
下落リスクが山盛りのトルコリラの状況は改善していません。と言うより悪化の一途を辿っていますね。
13円台では0.1枚買い増しして、あと0.2枚の追加を予定していましたがもう少し待つことにしました。政策金利発表が終わってからの動きで判断していこうと思います。
スワップ
前回 90038円
今回 90844円
+806円
今年中にはスワップで10万円いくと思ってましたが、ちょっと厳しそうな感じですね(;^ω^)通貨価値の下落によって含み損は半端ないですが、何年後かに期待するとします。焦らずをモットーにコツコツとやっていきます。
最後に
金融市場全体が11月3日のアメリカ大統領選挙の行方次第という動きになって来ました。世界のリーダーが決まるのを固唾を飲んで見守っているという感じですね。
トルコにとっても大きな岐路となりこれから先が大きく変化する場面となっていますね。前回の大統領選ではトランプラリーと言われる程相場が動きましたが、今回はどうなるんでしょうね。楽しみの反面、強制ロスカットになる不安もあります。
私にとっても重要な日になりそうです。
読んでくれた人ありがとうございました！次回もよろしくお願いします(^^)/
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