年明けからそこまで動きが無いが、ジリ安展開が続いているトルコリラは預金補てん策の上昇以降上値が重い感じですね。またトルコリラからドルに変換する動きを止めたいトルコ政府が国内の輸出業者に対してドル・ユーロ・ポンドで支払いを受けた場合4分1をトルコリラに変換しなければならないって法令を発布したそうで、トルコリラの価値をどうにか保とうとしている必死さが見えますね。とは言っても業者からしたらとんでもない事で政府に対してかなりの批判が集まる事が予想されますね。どうなるんでしょうねw
1週間でオミクロン株が爆増している沖縄に住んでいるトル猫です(;^ω^)いやぁ~マジでどうなってんの!?ってくらい増えてるんですが・・・またマンボウが発動ですよ・・・ホントに会社がヤバい事になりそうw緊急事態宣言が出ない事を祈るばかりです。では今週もポジションやスワップを確認していきます。
先週はこちらです
8円台からあまり動かなくなってきましたが、時間が経つにつれて垂れて来たって印象がありますね。やはり無理くりの奇策では本質的な価値の上昇は厳しそうな展開ですね。
トルコリラ成長記録154
2022/1月5日~1月11日
国民の不満が爆発寸前
ギリギリで8円台を推移しているトルコリラは今年どうなってしまうのでしょうか。まだ新年が始まったばかりですが通貨価値の問題が深刻ですね。去年末の動きが衝撃的になってしまったため、通貨だけに問題が集まりがちですがこの状況下で外国との問題が再燃する事が更に通貨の価値を下落させるトリガーになりかねませんね。
アメリカとの問題も多いですし(話題が薄まってきたら再燃)ってパターンが良くあるのでそこのところは頭に置いておきたいですね。
まぁ問題が山ほどあるトルコですけど、これから国民側の動きが大きくなるかもしれません。現大統領のエルドアン大統領はひと昔前はトルコの経済危機を救った英雄でその名残から今も人気があります。しかし、長期的な政権が続き、加えてクーデターを起こされて保身のため独裁色がかなり濃くなってきました。そして自身が理想とする経済を遂行してきたため通貨価値の下落、高インフレを引き起こしてしまっていますね。
今までは通貨危機は外国による攻撃でトルコの為に私は戦うって姿勢で国民を指導してきましたが、現状ハイパーインフレにまっしぐら。
短期間で生活用品の値段が大幅に上がったトルコ国民はさすがに不満が溜まっているようで、各地で小規模なデモなどが起こっているようです。
そして先週に発表があったトルコ輸出業者に外貨での支払いを4/1トルコリラに交換しなければならないって法令。かなりの不評らしいですね。そりゃ外国と取引する企業からしたら信用のないトルコリラを持つより、ドルやユーロなど信用のある通貨を持ちたいですからね。
経済界から人気のあったエルドアン大統領もトルコ経団連から現状のインフレを問題提起されており、早急に解決に向けて動かなければ政権交代の危機です。経団連の後ろ盾を失えばさすがのエルドアン大統領も玉座を降りなければいけないかもしれませんね。
選挙に関しては2023年に控えているのですが、これ以上国民の不満が高まらない内に選挙が行わえるのでは!?って見方もあるので2022年中の選挙もあり得るって考えていた方がいいかもしれません。経済のセオリーを無視して金利を下げてインフレを改善する事が出来ればこれからもエルドアン政権は続くかもしれませんが・・・厳しい気がしますw
個人的には現政権に国民からNOが突きつけられるのも時間の問題かなって思っています。物価の上昇は生活に直結するので選挙が早まっても、他の候補が勝つんじゃないのかなって思っています。そうなれば期待感から多少は通貨価値の回復は見込めるんじゃないかっと思っています。外国投資家もトルコ経済に不満を持っているっているよりエルドアン政権にリスクを感じているっと思うので、政権交代が起こればトルコに資金は流れると考えています。
今年はこの可能性に賭けこれまで通りの積立を続けていこうと思います!
ポジション
ランド円
今年に入ってからは特に目立った売りは見えず堅調に推移している印象です。アメリカの利上げがほぼ確定して、南アフリカでも利上げ観測がありましたね。
オミクロン株の脅威が心配ではありますが、相当のマイナス材料が無ければジリ高は続くと考えています。買いポジを持ちたいのですが資金がギリギリのため動けないでいます。塩漬けはキツイっすw
メキシコペソ円
ペソの方も堅調ですね。重そうに見えていた5.50円もアッサリ突破しランド同様じり高が続きそうな地合いですね。アメリカからの送金も増えているようでメキシコの景気を後押ししそうですね。金利の方も利上げが見込まれていてもしかすると6円台の回復あるかもしれませんね。保有しているポジのスワップが結構貯まっていますので、完全放置できそうな感じです。新規のポジは資金面の理由で様子見が続きそうです。買いたかった・・・
トルコリラ円
8円台での動きが続いていますが他の新興国通貨と違い、奇策の反動が出ている印象です。アナリスト達の見解では、ここから売りの展開は考えにくいらしくしばらくは目立った動きが無い。って見方が多かったですね。またエルドアン大統領が新たな策を考えているらしく、預金補てん策のような突拍子もない乱高下相場も警戒しておかないといけませんね。とりあえずは売り買いは少し難しい状況なのでプラスの材料が出て来たら買いを行っていきます。月末までには少量の定期買いをしたいと思います。
スワップ
前回 162064円
今回 163645円
+1581円
日割りのスワップは20円台をキープしていますが、使用している証券会社の方でトルコリラのレバレッジ引き下げが行われるようで資金を確認する必要が出て来ました。
去年25倍から20倍になり、1月7日 20倍から15倍 14日には15倍から10倍。
短期間でこれだけ引き下げられるとは・・・ハイレバで取引していた人にとってはかなり厳しい展開になりそうですね。この措置でロスカットされる人もいるでしょうから信用取引って意外と証券会社情報を見ていないといけないですよね。
自分も資金的に色々変更点があると思うので、もし資金が厳しいようなら入金などして対応していこうと思います。
最後に
多少トルコリラの動きが穏やかになってきましたが1月20日に予定されている政策金利発表までは気が抜けませんね。利下げ観測はほぼ後退しましたが、声明文などには要注意して動きを見ていきたいっと思っています。
読んでくれた人ありがとうございました!
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