トルコリラの上昇が勢いついてきていますね。昨年8月の買戻しラインであった14.40付近を突破後は少し勢いが衰えると思っていましたが、予想に反してジリ高の展開が続いています。(そろそろ売り戻しされる)っとこれまで続いていたトルコリラの下降マインドが裏切られる度、ニヤッとしてしまうトル猫です(;^ω^)
いつかは利確が入り、ある程度下落すると思っていますが問題はそこからで(買戻し)が起こるのかを注視していきたいところです。
さて、前回の記事では繰り返しインフレを全力で制御すると発言したアーバル中銀総裁について書きました。
(これだけ強調するなら…)って感じで市場の方にも安心感が広がったのでしょうか、トルコリラが堅調に動いていますね。いつまで勢いが続くのか期待感はありますが、警戒感も忘れないようにしたいと思います。では今週もポジション状況やスワップを確認していきます。
トルコリラ成長記録106
2021/2月3日~2月9日
特に悪材料は無いが警戒したいこと
先週の引けにかけてトルコリラ円は14.90を超える上昇を見せました。先週に発表があった1月消費者物価指数前年比では、期待されているインフレの改善には繋がらず、どちらかと言うと悪化していたので売りが先行すると思いましたが指標発表前に少し売られただけで、結果が出ると上昇していきました。
トルコリラが上昇するのは嬉しい限りですが、これだけ上昇が続くと不気味さも感じてしますのは私だけでしょうか笑
今のところ指標が悪くてもトルコリラに買いが入ってくるという事は(本格的に市場がトルコリラの見直しにかかった)という事ではないでしょうか。
これまではファンダメンタルズでネガティブ要素が多すぎたのと、テクニカル的な面で下落を後押しする要素が強すぎた。今のその流れの中にいる事に間違いはないですが、その流れの転換期に差し掛かっているかもしれないって感じですかね。
転換期が来たかも!と長期目線でトルコリラを保有しようとしている投資家が増えてきているからジリ高の動きが続いているのではないかと思っています。
ここ最近のトルコは特段悪材料と言える情報は出て来ていませんが、新しく誕生したバイデン政権にはやはり警戒はしておいた方が良さそうです!
バイデン政権になって始めての外交官がトルコの外交官と電話会談を行い、S400関連のトルコの行動について牽制する内容だったと報道されています。また中国との電話会談でもウイグル自治区の問題や香港・台湾について牽制したとされています。中国との内容ではクーデターが起きたミャンマーについて国際社会と同様にミャンマーに抗議的な立場を示して欲しいと提案しましたが、中国が側は介入すべきではないと突っ張り返しました。
国際協調をゴリ押ししてくるバイデン政権がトルコに対して良い印象を持っていないのは確実な事なのでそのあたりは危険材料として捉えておく必要がありますね。
またトルコではエルドアン政権の息が掛かった人物を大学の学長に就任させた事で、大きな学生デモに発展しています。逮捕者も100人以上となり、教育現場への政治介入が社会問題に発展しそうな感じになっています。
香港・台湾と似た状況になった場合、バイデン政権が人権と民主主義の名のもとに割り込む可能性は考えておかないといけませんね。
バイデン政権がとエルドアン政権では、再び最安値を更新していく警戒感を持ってトレードしていきます。
ポジション
ランド円
新興国通貨は堅調ですね。7円台の回復から伸び悩み展開を予想していましたが、見事な切り替えし!新規で持っていたポジションを利確しました。
タラればで言うと利確は早かったですが、何とか今月はトレードで利益を出せました。
現在は105円を割りましたが、先週にドル円が上昇したのと新興国通貨に買いが入って来たので上手い具合に上昇していますね。1年前に保有した塩漬けポジションもあと十数PIPSで届きそうな程です笑
新型コロナ感染に減少傾向が見られたことが好感材料となっているようで、規制も緩和方向に進んでいるみたいですね。この調子で上昇が進んでほしいです。
メキシコペソ円
こちらも先週のクロス円の上昇恩恵を受けているみたいですね。ポジションサマリもあとちょいでプラス推移しそうです。今のところは利確を少し待ってみようかなと思っています。アメリカの株式や原油先物に左右されそうな展開ですけど、ドル買いと新興国通貨買いが同時進行しているリスクオンだと判断します。もっと伸びてくれよ~笑
中国人民元円
重かったラインを上抜けましたね。外交官同士の電話会談を聞く感じは下落方向かなと思いましたが、バイデン政権が本腰を入れて中国と交渉をするまでは安定感がありそうな感じがします。
スワップを含めるとプラテンしましたが、少しだけ様子見を続けます。
トルコリラ円
約半年ぶりとなる高値圏へ浮上しましたね(;'∀')まさかの展開です。これ程上昇が続くとは...(・∀・)ニヤニヤ
またアーバル総裁から『利下げは今年のかなり先まで検討しない。状況によっては利上げもあり得る』っと(俺は屈しないぜ!)と言わんばかりにかなりタカ派の発言をしましたね。これも上昇を後押しした要因になった事は確実ですね。
しかし、ちょいと気になるのが(2016年に起きたクーデターはアメリカのせい)発言です。発言的にアメリカを挑発するような感じでしたが、市場はあまり反応を見せませんでしたね。この火種がくすぶる感じが怖いです。
本格始動したバイデン政権とのやり取りには十分に警戒しておきたいです。
スワップ
前回 104456円
今回 105701円
+1245円
トレード利益
メキシコペソ円
1768円(スワップ込み)
トルコリラ円のスワップが30円台に安定してきたため、週間スワップも獲得が増えてきましたね。トレードでも利益を出せたのは大きいですね。出来れば合計で月1万円いきたいところですけど、なかなか厳しそう笑
利確したランド円の分を様子を見ながらトルコリラ円を買い増しする資金にあてたいと思います。
最後に
トルコの大学で政治介入が行われ、それについて学生が抗議する。今の日本ではなかなか考えられない事ですよね。若者の政治への関心も薄まり(選挙へ行っても意味がない)などの言葉も最近では当たり前の言葉に感じるようになりました。個人的には少し寂しい気持ちになりますが、報道番組でこんな事を耳にしました。
日本は(治安・経済が安定しているから若者が政治や選挙に興味がない)確かに今の生活に不満が無いならどこにも文句を言う必要が無い。
一方、新興国などは(これから自国をもっと良くしていきたい!)だから選挙に行き(自分の意見を代表者に託す!)と未来の生活を良くしていくために若者は積極的に政治に向き合うのだ。
これを聞いた時には、何だか感動してしまいましたね。かつての日本も若者にかなりの行動力がありました。学生運動がいい例であり、悪い例ですね。かと言って今の日本の若者が行動力が無いと言っている訳ではありません!自分が10代、20代だった時に比べて現代の若者はかなり行動的だと感じます!自分のやりたい事はとことんやるって意識がハッキリ見えてとても勇気づけられる事が多いです。新興国などとは違ったベクトルなのかもしれませんね!とりあえず若者に負けないように私も頑張らないとな笑
読んでくれた人ありがとうございました!次回もよろしくお願いします(^^)/
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