これまでトルコリラをはじめ南アフリカランドや中国人民元円の通貨を保有し1年が経過した段階でのスワップの貯まり方を見て来ました。今回はメキシコペソ円での保有が1年を経過したのでその結果をまとめていきます。
当ブログでは毎週火曜日にトルコリラ成長記録というスワップを利用した積立投資を更新しています。サラリーマントレーダーがコツコツと毎月の入金を行い少しずつ資産を増やしていこうとしています。主に新興国の通貨をトレードしていますので興味のある方は是非他のページもチェックしてみてください!
今回はメキシコペソ円を1万通貨を1年保有し、獲得出来た年間のスワップや為替差益を確認していきます。
メキシコペソ円は史上最安値ライン
まずは現在(2020/5/17日時点)のメキシコペソ円の価格を見てみましょう!新型コロナショックによる原油先物価格のマイナス化は話題になりましたね。
メキシコペソの推移は2019年までは安定していましたが、新型コロナによる影響が大きくなり始めた2020年に入って下落傾向が強くなっているのがチャートを見ているとわかりますね。
下落した要因としてコロナの影響はあると思いますが、ダウ平均などのアメリカ経済の頭打ちと新興国への投資リスクからメキシコだけではなく新興国から全体的に資金が流出していました。そのタイミングでの世界的なロックダウンの流れで円高が進行しました。
そして価値の下落へと繋がったもう一つの要因として挙げられるのが、金融緩和による金利の低下です。アメリカが金利の引き下げに動いた事で世界的に金利の引き下げが行われました。
高金利で魅力があった新興国の通貨はこれによって売られていく流れとなりました。メキシコも経済対策として政策金利を引き下げ5.5%まで金利を引き下げています。
金利の引き下げを市場は織り込んでいたとされて急落などには繋がりませんでしたが、しばらくの間は現在の価格帯での動きが続くのではないかと思っています。
メキシコペソの下落は続くのか
チャートから見てもメキシコペソ円は最安値を付けた後、そこをサポートとして底堅い動きを続けている印象を受けます。個人的な意見になるのですが、通貨の下落に関する悪材料が出尽くしている感があるのでレンジ相場を形成しながらジリジリと上昇する展開になっていくのではないかと感じています。
もし下落が加速するような動きになっても4.5円付近からの下落余地はあまり残っていないのかなとも思っています。
そして、これから世界的に新型コロナからの復興が始まっていく事を考えるとメキシコでも2次産業が活性化してくると考えています。下落幅が大きかった分、反発も考慮すると下落が進む方向よりも上向きに向かっていく方が自然な気がします。
今は仕込み時期かもしれない
大雑把な考えですが例を出すとして、今のメキシコペソ円の水準で25%や50%の通貨下落が起こったとしても2円ちょっとの下落で終わることになります。
全力でレバレッジをかけない事を前提にトレードをするとしたら、かなり仕込み時期なのではないかと考えています。
少し考えにくいですが、もしメキシコペソ円が1円台や0円台になったとしても底に限りがある分、損失も限定されます。今の4.5円付近で1万通貨を買ったとして、もし0円になっても4万5千円の損失で済むという事になりますよね。
最大損失が分かりやすい状態で取引したらその分資金の管理をしやすくなると私は考えています。絶対に強制ロスカットにならない資金管理をしていると少しの変動でも焦りが無くなり、目標の価格まで長期的な目線で見る事ができます。
そう考えると今のメキシコペソ円の価格は低レバレッジで取引するには絶好のチャンスと見ています。
また極端な話、今のメキシコペソの価格を長期的に見て10年後に2円台になっているのか5円台に戻っているかと考えた時、私は5円以上の価格になっているのではないかと思っています。そして現在の金利差関係が続いている想定で話すと、もしメキシコペソ円が2円台や1円台になっていたとしてもスワップである程度カバー出来るので損失は更に限定的なものになると思っています。あくまでも現環境が続けばの話です。
メキシコペソ円を1年保有したスワップ結果
そして1年間メキシコペソ円を保有して獲得出来る金額はこちらです。(この金額は証券会社さんで変わります。参考として見て下さい。)
保有期間は
2019/5/15~2020/5/14の1年間です。
年間で獲得出来たスワップの金額は3946円
メキシコペソ円を1年保有して得られらスワップは約4千円でした。保有を開始した2019年のメキシコペソの動きが安定していてまさかこれ程下落が進むとは思っていませんでした。
結果的に建玉損益は-13080円となり含み損が大きくなっていますね。
スワップと相殺した約定評価損益は-9134円
ポジション的には今決済してしまうとマイナスになりますが、年間スワップが約4千円と考えると今の価格帯が続くとしても3年後にはスワップでプラスに出来る計算ですね。
まぁ価格が上昇してくれれば最高の展開になるんですけどね。今の状況を考えるとまだしばらく時間はかかりそうですね。粘り強く上昇を待ちます!
結果的には含み損を抱えていますが、メキシコペソ円は優秀にスワップを獲得出来る通貨ペアなのではないかと感じました。投資資金との相談になりますが、今の段階で仕込みを増やしていくか検討中です。ちなみに使っている証券会社さんはこちらです。
比較的に他の証券会社さんに比べてスワップが多く貰えるのでオススメですね。スプレッドも新興国通貨を取引する上でかなり狭い方です。システムトレードも扱っているのでスワップを獲得しながら資産を増やす長期的なトレードに向いていると思います。
その他の新興国通貨の年間スワップもまとめています
トルコリラや南アフリカランド、中国人民元円の年間スワップもまとめていますので参考にどうぞ!エクセルなどでの計算で簡単に計算できますが、スワップなどは日々変動しており実践データを見る事が一番効率が良いと思います。
こちらはトルコリラ円の1万通貨を保有した結果です。千通貨を保有した時の実践データもあります。
南アフリカランド円の1万通貨を保有した結果はこちら!メキシコペソ円に続きとても優秀だと感じました。
取り扱っているのが珍しい中国人民元円の結果もありますので興味のある方は覗いてみてください。
今回はメキシコペソ円を1年間保有した結果をまとめてみました。自分が思っている以上のスワップが貯まっていて、改めてメキシコペソ円にどう投資していくか考えるキッカケにもなりました。別口座でシステムトレードを回しているのですが、スワップ結果が優秀だっただけにもう少しメキシコペソ円に比重を移しても良いのかなと思いました。
数年はポジションを保有する予定なので、これからもその結果をまとめていく予定です。毎週火曜日に実践トレードや新興国を中心にした記事も更新しているので時間がある方は遊びに来てくださいね!
読んでくれた人ありがとうございました!(^^)/