あっという間に2月に突入しましたね。今回は1月のブログしていこうと思います。前回のまとめはこちらです。
この頃から比べると大分トルコリラの動きはおとなしくなってきましたね。まぁ下落が無いのはトルコ中銀が介入しているという説が大きいですが、とりあえずヒヤヒヤしている時期に比べるとメンタル的に楽になりました。
ブログまとめ
2022/1月3日~1月31日
1月のトルコリラの大まかな流れ
前半
エルドアン大統領が奇策とも言える作戦を実行してきて、一時的にトルコリラ円は10円台を回復しましたが徐々に失速していきあっという間に1桁台に戻ってきましたね。前半は市場参加者が少ない状況が続いていたためスプレッドも安定せず、毎日不安定な動きになっていましたね。奇策か良策か判断に迷ってトルコリラがさまよっているって印象でしたねwこのトルコリラ預金補てん策は、効果確認に時間がかかるらしくアナリスト達の見解でも(愚策・良策)で意見が割れていて専門家でも判断が難しいようですね。
中旬
何とかリラ安を食い止めたいトルコ政府は、国内輸出業者に対してドル・ユーロ・ポンドで支払いがあった場合その4/1をトルコリラに変換しなければならないと法令を発布し、市場を混乱させました。主要通貨に資本が流れるのが狙いなのか、単にリラの流動性を拡大させるためなのか、なりふり構わずって感じで必死さが見えました。
この件がキッカケかトルコ経団連のトップから現状のインフレについて(物申す)をされたエルドアン大統領は来年の選挙までに結果を出さなければ大票田を失う事になりますね。これまで独特な考えで強行してきた利下げでインフレを改善する!って流れが怪しくなってきましたから1月の政策金利発表がかなり注目を集めていた時期でした。
そしてちょいとトルコにとってはプラス材料も出て来た時でもありましたね。莫大な資金を持っているアラブ諸国が(現在のトルコは買い時)で投資対象として検討に入るってトルコに期待してくれる情報が出て来ました。ほんとこれには期待したいですよねぇ~w投資大国であるUAEなどが投資してくれるって事は、先進国全体の投資対象にもなりますからね。
後半
そしていよいよビックイベントの政策金利発表がありました。
結果は据え置き!
これまで続いていた利下げサイクルが一旦終わるって形になりました。利下げ発表後もエルドアン大統領は(私から利上げは期待しないで欲しい)って雰囲気は出していましたが、さすがに現在のトルコリラ安を食い止めるには市場を納得させるしかないようです。経団連会長からも利下げを疑問視されていますので、さすがのエルドアン大統領も据え置きで妥協ラインを決めたようですね。
そしてUAEがトルコとスワップ協定を結んでくれたようです。投資対象国と検討しているって事で様子を見てくれるんですかね。通貨安が止まればこれをキッカケにトルコに恩を売る事もできますから、お互いにとってウィンウィンって感じですね。
政策金利発表が終わってからは特に大きな動きは無く、おかしなほどヨコヨコで推移しています。トルコリラが下落しないように中銀の買い支え感がありますが、しばらくは安定した動きを続けて欲しいですね。
スワップまとめ
では1月の累計獲得を見ていきます。
12月 161837円
1月 168092円
1月累計スワップ
+6255円
12月が7千円台だったため千円以上スワップが減っています。日々の減少は少ないですけど、月間になってくると結構減っていますねw
相変わらずトレードの利益は無し!トルコリラ円の下落が激しく資金確保のため動けず・・・塩漬けパーティーは継続していますw
最後に
年末の大混乱に比べると大分落ち着きを取り戻した感はありますけど、一瞬も油断できない状況には変わりありません。ウクライナとロシア間で緊張がかなり高まっていますので心配です。トルコが間に入り上手く治める事が出来ればトルコの株が国際的にたかまりますからエルドアン大統領の腕の見せ所ですね。個人的にこういう交渉はエルドアン大統領の得意分野だと思っているので平和のために一役買って欲しいと思っています。頼むぞエルドアン!
読んでくれた人ありがとうございました!
2月まとめ