2021年も終わり新しい年がスタートしましたね。去った年のトルコリラはもの凄い下落を記録し印象に残る年となりました。含み損も年初に比べ格段に広がりましたが、2022年は少しでもこの含み損が減る事を祈りたいと思っているトル猫ですw(;^ω^)
では、12月のまとめをしていきます。先月はこちらです
ブログまとめ
2021/12月1日~2022/1月2日
12月のトルコリラの流れ
前半
11月から下落が続いていたトルコリラの下落を止めるためにトルコ中銀が8.20円付近で介入を開始しましたね。この為替介入は12/1(水)18:30頃下落が止まらないリラをトルコ中銀が直接介入と言う形でトルコリラを買い支える事で急騰を見せました。
しかし、上昇は一時的で再び売られ始め対円では9円台の回復を見せたものの8.35付近までの全戻しになってしまいました。介入後はエルドアン大統領が『必要に応じて介入を実施出来る』『高金利政策を決して支持しない』と発言しリラ売りを牽制しましたが、その後エルバン財務相を更迭し、相場に混乱が広がり下落を引き起こす事態となりました。結果的にはほとんど意味のない介入となりトルコリラに失望感が広がりましたね。
中旬
介入した結果トルコリラは上昇するたびに売り勢のたたき売りの場を作ってしまい、トルコリラはますます下落を加速させていきました。この時期はトルコ中銀による政策金利発表が控えていて上下に方向感の無い相場が1週間程続きました。
そして政策金利が1%の利下げと発表されるとトルコリラは暴落し、対ドル・対円共に史上最安値を更新しましたね。本当に印象深い相場の動きとなりましたね。
トルコの株式相場では2回もサーキットブレーカーが発動するなどして、金融市場全体が混乱状態になったって感じでした。その後は新たな政策を実施するや利下げサイクルの終了を示唆したため、トルコリラは急浮上。
この時の乱高下は稀に見る値幅で推移していたため、トルコリラを取引している人にとっては肝を冷やした時間となりましたね。
下旬
クリスマス休暇など市場参加者が少ない中、トルコリラの乱高下が落ち着きの無い動きが続いていました。
エルドアン大統領が発表した新たな策と言うのが、為替で出た損失を補てんするという策でトルコリラが昇竜拳の如く爆謄、クリスマス休暇で市場が閑散とした中で中銀による介入って奇策をブチかましました!一時的に対円では6円台から11円台を回復するなどかなり荒れた相場となりました。
しかも実質的なドルペッグ制やステルス利上げなどの見方が出て来て、トルコリラに買いが殺到しました。スプレッドも常時拡大している状態でかなり不安定な動きが続きました。値幅に関しては1時間程度で50PIPSも動くなどポンドっぽい動きになっていました。個人的にはフラッシュクラッシュが頭を過ぎったのでかなりヒヤヒヤした時間になりましたね。w
年末が近づくにつれて上昇が少なくなって来て8円台で値が落ち着きましたね。しかし下落方向に動き始めているので2022年はどのような動きになるのかかなり心配しています。新たな策には懐疑的な見方が多く、再び売られる展開になるっと予想している人が多いだけに不安なトルコリラは続きそうです。
スワップまとめ
11月 154058円
12月 161837円
12月累計スワップ
+7779円
11月の累計は5千円台でしたので2千円近く獲得スワップが増えました。下落するたびにポジションを増やしていたので良い結果となりましたね。しかしながら含み損がヤバい程膨らんでいます。トレードもトルコリラが下落した事によって、資金的に難しくなり12月は利益無し。塩漬けタイムの始まりですw
ギリギリで耐えている状況が続いているためトレード出来ない期間がいつまで続くのかですね・・・12月の下落がセリクラだったら良いのですが、トルコリラの売りが再開される状況になるのなら下落に耐えられるように入金は考えておかないといけませんね。
最後に
12月はトルコリラにとって歴史的な出来事になったかもしれませんね。エルドアン大統領による奇策が今後トルコにとって回復の一歩になるのか、破滅へのトリガーになるのか現状は判断出来ませんが、個人的には12月で記録した最安値を今後更新しないように願いたいですね。
次の回