イランが革命防衛隊の司令官をアメリカに殺害されたとして、イラクのアメリカ軍基地を報復攻撃したとして為替市場を始め様々な市場で乱高下する事が起きましたね。トルコリラも急速な円買いの影響を受け一時は18円台を割り込む展開になるのかなと思いましたが、混乱が落ち着くと一転して上昇を見せる展開になりましたね。
世界の軍事リスクが高まると原油の価格が跳ね上がるため、原油を輸入するしかないトルコにとっては大打撃になるのではないかと心配しましたがトランプ大統領がこれ以上の行動は望んでいないと演説すると原油価格も安全圏に戻る結果になりました。
メイントレードの方で多めのドル円ショートで捕まっているトル猫です(;^ω^)まさか110円を上抜けて来るとは思ってもみませんでした。
いやぁ~結構やらかしてしまってますね!報復攻撃からリスクオフの展開にトレンドが動いていくと予想していたので、まさかの全戻しからの上昇は予想出来ませんでした。どこかで損切りしなければいけない状況ですが、ジリジリ上昇を続ける相場に対応出来ませんでした。アメリカの雇用統計も予想より少し悪いようなので、今週からの値動きを見ながら逃げられるところを探していこうと思います。
こちらは前回です!
では今回もスワップ状況を確認していきたいと思います。
トルコリラ成長記録2020
1月8日~1月14日
ポジション
ランド円
クロス円の上昇に乗って堅調な動きをしていますね!そろそろポジション追加を考えています。動きが出てきた印象がありますので小幅に利益を狙っていこうと思います。狙いは7.550付近です。上昇トレンドが継続するようであれば押し目も狙えますし下落にも耐えられる範囲です。
メキシコペソ円
チャートを見た感じかなり順調に伸びていますね!完全に買いそびれた感があります。
重かったラインも抜けて来ましたので5.900を試していくのではないかと考えています。とりあえず5.700付近で買い増ししていく考えです。トレンド変換もあり得るので慎重に積立していきます。
中国人民元
元ちゃんは大幅な上昇をしましたね!チャート的にも上値と意識されそうな15.900付近に来ています。このラインを上抜け出来れば利確出来そうなポイントまでたどり着くことが出来そうです。しかもアメリカ側がこれまで為替操作国と中国を指定していた事を解除しました。これは追い風になりそうですね。このタイミングで米中通商関連のポジティブなニュースにも期待したいですね。
トルコリラ円
念願の爆上げですね!アメリカ・イランの問題でも18円台をキープしました。節目であったため買い注文が入っていたと思いますがトルコ中銀が頑張ったのではないでしょうか。とりあえずストップロスが加速しなかったので安心しました。
若干買い増し出来なかった後悔はありますが、さすがにあの状況で買っていくのは怖かったですね(;´∀`)今週はトルコ中銀の政策金利発表があるので、それが終わり次第追加を検討していきます。
スワップ
前回 61232円
今回 62062円
+830円
ポジションを増やしていないので千円を割っちゃいましたね。
50円を割り込んでいるスワップもキツイです。こうなってくるとドル円のスワップが魅力的ですね!安定感あるし!
焦ってもしょうがないので積立チャンスを待ちたいと思います。コツコツせこくいきますね!笑
毎月の政策金利発表
昨年に発表されていたことですが、今年からトルコ中銀の政策金利発表が毎月発表される事になっています。
今月の発表は
1月16日(木)です!
※先ほど発表が終わり5会合連続での利下げが発表されました。
結果は
0.75%利下げ
11.25%となりました。
トルコリラをトレードする人にとってはアメリカ雇用統計の感覚に近いものになるのではないでしょうか。これまでは数ヶ月に1回のペースでしたが、今年から毎月の発表という事で発表前のトレードには注意が必要になって来ますね!
トルコの政策金利発表は高金利通貨であるトルコリラの行方を決める重要なイベントとなります。発表後の声明でも今後トルコ中銀の方向性やトルコ経済をどうゆう風に判断しているかなど、確認する点が多くあります。
また少し特殊な状態ですが、トルコ中銀はエルドアン大統領から金利の事で圧力をかけられています。本来なら中央銀行は政治から離れ独立的な立場にいなければならない位置にあります。これは経済を良くしたい半面、イスラム金融を推進していきたいという願望があるようです。こちらでイスラム金融の事について触れています。
簡単に言うとエルドアン大統領は高金利をとても嫌っている訳です。昨年も『金利を1桁にする!しかもなるべく早く!』と発言しています。
これまで堅実な姿勢でトルコ中銀を支えていた前総裁もエルドアン大統領に従わないために更迭をくらっています。その強烈な圧力からか現総裁のウイサル氏は4回連続で利下げを行っています。
連続利下げはトルコのインフレが改善していることも要因の一つですが、市場の反応としては『ペース早すぎない!?下げ幅大きすぎない!?』など少し不安の声も上がっています。確かにトルコのインフレ率は改善傾向にあっていいことなのですが、まだ完全に通貨危機が去ったと言えない状況なので市場の判断とトルコ中銀のギャップを重視しながら観察を続けたいと思います。
最後に
政策金利発表が毎月に変わるという事で今年はトルコリラが動きやすい状況になるのではないかと思っています。発表の前後では仕掛けも多くなるのではないでしょうか。自分の都合がいいように動いてくれればいいのですが、そういかないのが相場ですよね。
そして少しネガティブな予想も出て来ていますね。トルコ中銀が2020年の経済予想を発表したのですが、内容があまり良くありませんでした。しかし自国を客観的に見えている点では評価できると思っています。これにはアメリカやEUとの関係などについては触れていないため、外交政治が上手くいけば予想を上回る結果が出ると思います。そこに期待してコツコツ積立をしていきたいと思います。
読んでくれた人ありがとうございました!次回もよろしくお願いします(^^)/
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